高齢者にも扱いが容易
“痛み”専門の診療所「千里ペインクリニック」(大阪)が、iPadを利用したナースコールシステム「ライブ&フォン」を開発した。毎日jp(11日)が報じたところによると、同システムは千里ペインクリニックと、医療・介護施設向け支援システムなどを提供する株式会社ITTSが共同で開発したもの。


iPadの画面にタッチするだけで簡単にテレビ電話のように会話ができ、高齢者にも使いやすいところが利点。また、
患者に(iPadの)画面を患部に向けてもらい、医師が写真を撮影してカルテに添付することも可能

だという。

[ライブ&フォン(「アマニカス」サイトより)]

在宅医療の普及に貢献
「ライブ&フォン」は現在、同クリニックが開設するホスピス型賃貸マンション「アマニカス」に導入され、24時間体制で入居者をサポートしている。毎日jpによれば、将来的には、在宅患者も同システムを利用できるようにし、在宅医療の普及につなげたい考えだという。さらには、
電子カルテとの連動や提携病院との患者情報の共有

などの応用も視野に入れているという。

千里ペインクリニックは、人によって感じ方の異なる“痛み”を総合的に治療するクリニック。単純に外科・内科でくくれない“痛み”を専門的に扱っている。

ITTSは、パソコンを利用した地域ITコミュニケーションシステム「ホッとホットライン」などを提供するIT企業。「ホッとホットライン」は、上記の「ライブ&フォン」同様に、テレビ電話機能やデータの送受信、離れたところからの見守りが可能なシステムとなっている。詳細はITTSサイトをご参照を(下部にリンク)。

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