「日々怖ろしさが拭えない毎日」大沢氏
昨年12月に準強姦容疑で逮捕され、その後、不起訴処分となっていた音楽プロデューサー・大沢伸一氏。その大沢氏が警察の正式な謝罪を受け、その無実の罪が100%晴らされることとなった。


大沢氏は、安室奈美恵さんやMINMIなどを手がける人気プロデューサー。msn産経ニュースによれば、昨年12月14日、大沢氏は、
部下の女性に取引先の男性とわいせつな行為をさせた

として逮捕された。大沢氏は、一貫して容疑を否認。今年3月には、不起訴処分の裁定を受けていた。その際には、自身のブログに、
「この事件は最初から今現在に至るまで、まったくもって身の覚えのないことであり自分の生活や精神、人生そのものが大きく傷つけられ、日々怖ろしさが拭えない毎日でした。」(3月8日)

と記している。

そして今回、警察署長・副署長・刑事課長から、正式に謝罪を受けたことが、同ブログで報告された。大沢氏は、謝罪を「大きな意味のあること」とし、
「僕の心に出来てしまった根拠のない不信感、不安感を払拭し、良い方向に向けるきっかけになると思っています。」(5月21日)

と、心境をつづっている。

ニュースを広めた“個人”にも責任

逮捕当初は、部下に“枕営業”をさせたと信じられ、ネットでも、
・こういうことって本当にあるんだな
・こんな有名な人でも枕営業必要なのか

などの反応があり、同氏のキャリアを傷つける事態となっていた。

今回の警察による謝罪を報じた音楽情報サイト「ナタリー」に対しても、多くの声が寄せられている。
・とりあえず逮捕の報道したところはこれをちゃんと報道しなきゃ。
・マスコミはこの顛末までちゃんと報道してよ。名誉棄損したままじゃないか

など、逮捕だけをセンセーショナルに報じるマスコミへの批判のコメントが散見された。


しかし同時に、
「FBとかツイッタで引用した人もキチンと触れるべきだと思う。(略)いまやSNSやってる個人がより小規模ではあれ、マスコミと同じ働きをしている場合もあるんだし。」

と、マスコミだけでなく、個人も“ニュース”を広める媒体になりえる現代のネット社会を指摘、個人個人の自覚を促すコメントもあった。

元の記事を読む

編集部おすすめ