東京大学発の位置情報AIベンチャー
LocationMind株式会社は、2020年5月15日、エンジェルラウンドで総額4.0億円の第三者割当増資を行ったと発表した。

LocationMindは、東京大学発の位置情報AIベンチャー。
今回の増資は、株式会社三菱総合研究所などが引受投資家となる形で実施されたものであり、三菱総合研究所との協業検討もLocationMindは開始している。

位置情報を用いた人流分析・予測などを提供
LocationMindは、東京大学・柴崎亮介研究室にて開発された位置情報技術の社会実装を目指すAIベンチャーとして、2019年2月に開設された。以来同社は、位置情報を用いた人流分析・予測サービスや、IoTセンサを用いた位置情報解析などを提供。また、測位衛星からの信号を活用した先端的事業の開発および支援も、手がけている。

同社は今回の第三者割当増資を、位置情報事業の開発・事業化費用および人件費などを確保すべく実施した。同社にとっては初の外部資金調達となり、三菱総合研究所と株式会社吉銘、株式会社マリモホールディングスとエンジェル投資家複数名が引受投資家に名を連ねている。

三菱総合研究所とは資本提携も締結
今回のエンジェルラウンドを機にLocationMindは、三菱総合研究所との間で資本提携も締結。この提携では、三菱総合研究所が保有するデジタル技術を活用する形で、スマートシティの実現やそのデータ基盤の構築における協業が検討されるという。

LocationMindは今後も、位置情報サービスの一層の普及を目指すとしている。

(画像はpixabay.comより)

元の記事を読む

編集部おすすめ