今年5月にベータ版がリリースされ、これまでテストが重ねられてきていた。このテスト期間中に寄せられた多くのユーザーフィードバックをもとに、正式版ではユーザーインターフェースから使用感・操作感にいたるポイントまで、さまざまなところでの最適化が施され、ブラウジングや保護データへのアクセスがより便利で安全に実行可能になったという。
動作環境は最低4GB RAM、QTS 4.2.2以降を搭載したQNAP NAS。「Container Station」のバージョン「1.7.2224」以降がインストールされ、有効化されている必要がある。入手は専用ストアの「QTS App Center」から可能だ。
接続はHTTPまたはSSLで行われ、VPN保護による暗号化アクセスもサポートする。またIPブロックもバイパスできる。ユーザーは、ファイルのダウンロード用にNAS共有フォルダを指定可能で、開いているタブやブックマーク、閲覧履歴などを含めたブラウザのステータスを保持、利便性の高いWebページショートカットなどが利用できる。
また、Chrome拡張機能の「QNAP Qfinder」をインストールすると、LAN内のNASを高速に検出、アクセスできるようになるとされる。
管理用インターフェースでは、複数ブラウザを開くことができるほか、接続ユーザーやNASシステムの使用率、作成時刻、ログなどの情報をリアルタイムで表示させ、管理・チェックできる。
(画像はプレスリリースより)