PPAPメールは、多くの企業で廃止対象となっている
2023年12月4日、株式会社日立ソリューションズ(以下 日立)は、PPAPメールの送受信に対し、一度クラウド上で隔離した後、添付ファイルを検閲し安全が確認された状態で受け取れるサービスを開始した。

このサービスの特徴として、受信する場合はマルウェア感染の防止が見込め、送信する場合にはパスワードと添付ファイルを別経路で送ることが可能であるだけでなく、上長承認後の配信が可能となるなど、より安全性を高める効果がある。


なお、既にオンプレミス版では約100万ユーザーに利用されており、着実に実績を積んでいる状況である。
PPAPメールは危険性が高い
今年発表された、10大情報セキュリティ脅威の1位に「ランサムウェアによる」被害が挙げられているが、その原因のひとつとされるのがメールに添付されたウイルスを持った不正ファイルであり、うっかり開いて感染したケースが多い。

これは、パスワードと添付ファイルがPPAPメールの特徴である同一経路で送られてくることが問題であると考えられており、廃止する動きが加速している。

ただ、受信側で対策を取ることは容易ではないため、今回開発された別経路でのファイルとパスワードを送付する技術にて、安全性の確保が期待される。

(画像はプレスリリースより)

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