9月11日、地中海の陽光が降り注ぐモナコを一人樽谷大助は愛車のシトロエンと共に旅立った。前回とは打って変わり今回はソロドライブである。
フランスの風を受けイタリアの国境を越える。この日、樽谷は平和の伝道師として種を蒔く第一歩を踏み出した。
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Day2 1100kmを駆け抜け、出会いを紡ぐ(2025年9月12日)
深夜になり、ようやく目的地であるイタリアの宿に到着した樽谷。走行距離はすでに1100キロを超え。道中、ドイツ、オーストリアへと続く道のりでは、4度も雨に降られながらも、行く先々で様々な人々との出会いがあった。車が繋ぐ、小さな平和の輪が広がる。旅はまだ始まったばかりである。
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Day3 聖フロリアン修道院の厳かな儀式と、バイエルン軍の日本人騎士(2025年9月13日)
翌日、2025年9月13日。オーストリアの聖フロリアン修道院大聖堂にて、厳粛な修道会の儀式が執り行われた。樽谷大助は、バイエルン軍の日本人騎士として、ただ一人、日本人としてその行進に参加した。
儀式の間、樽谷は修道会のモットー「Fiatiustitia aut pereat mundus(世界は我らの御心によって成り立つ)」そして1992年に教皇ヨハネ・パウロ2世聖下が示したという「決して立ち止まることを始めてはならないし、決して始めることを止めてはならない」という指針を心に刻んだ。
パンデミックや戦争、環境災害といった今は災いがどこで始まるか予測困難な時代になったが、主の精神に則ってエネルギーを充電することの重要性を改めて感じた。
休憩時間には、58代司祭であるクラウス・ゾンライトナー博士と気軽に言葉を交わした。クラウスに「ネットに出ていたよ」というと「今はもうインターネットの社会だから見つけるのが早いね」と笑顔で語り合った。
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友情と平和の勲章、そして受け継がれる願い
儀式の後、樽谷は二つの光栄な勲章を受賞し、オーストリア軍からは記念のペンとサーチライトが贈られた。喜びと感謝の念に浸る樽谷は、その場で自身の平和活動について語る機会を得た。ドイツ語は分からずとも、彼の熱意は伝わったことだろう。
そして、樽谷はローマ教皇に手渡した「禎子の折り鶴」のレプリカを、グランドマスターであるエルンスト・クーグラーに贈呈した。原爆の悲劇が二度と繰り返されないようにという、平和への切なる願いが込められた折り鶴は、修道会の聖なる空間に新たなメッセージを刻んだ。
夕食会では、ドイツ、オーストリア、そしてNATO加盟国の仲間たちと共に楽しいひとときを過ごした。バイエルン軍恒例の葉巻をくゆらせながら、国境を越えた友情を深める。
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Day4 & Day5: 国境を越え、ルーマニア警察官の温かさに触れる(2025年 9月14日・15日)
9月14日、オーストリアからハンガリーへ。そして9月15日、ハンガリーからルーマニアへ。樽谷のピースラリーは、今日もヨーロッパの道をひた走る。
深夜、ルーマニアのホテルへ向かう途中で道に迷った樽谷は、巡回中のパトカーに遭遇した。職務質問されるかと身構える彼に、ルーマニアの警察官は「どうした?」と優しく声をかけた。ホテル名を告げると、「OK、ついてこい」と、なんとホテルまで先導してくれたのだ。その親切な対応に感動した樽谷は、警察官と記念写真を撮り、ビデオ撮影まで行なった。
日本の警察官もここまでフレンドリーだろうか、と考えるほどに、ルーマニアの人々の温かさに触れた瞬間だった。
ホテルでは、熊やヒョウの剥製が並ぶ珍しい内装。
European Federation of Journalists
会員JP465 N J269フォトグラファー
日本外国特派員協会準会員
(社)モナコウィークインターナショナル
CEO 行政書士 樽谷大助
執筆 国際ジャーナリスト KANAME YAGIHASHI
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配信元企業:一般社団法人モナコウィークインターナショナル
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