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〈稲船敬二インタビューpart2〉ゾンビゲームだけじゃ物足りない!? ゾンビ映画の監督も!

       
ロックマン鬼武者デッドライジングなど手がけたゲームを海外でもヒットさせている稲船さん。海外で必要なのは英語力じゃなくて本質を理解することだと言い切ります。その稲船さんが見た日本と海外の違いから、初監督ゾンビ映画「屍病汚染 DEAD RISING」についてお話を聞きました。
Part1

ーー海外を理解したときに見えてくる、日本との文化の違いはどんなところですか?

稲船 日本人には凝り固まった部分があって、だれかが「良い」っていうまで誰も動かないところがありますね。「デッドライジング2」というゲームのプロモーションで「屍病汚染 DEAD RISING」*という映画を撮って大勢の前で上映したんですが、笑ってほしくて編集した部分でも日本では真剣に観ている。アメリカでは大笑いしながら観るのに。

ーー改造車椅子がバーンと出てきて悪者をやっつけるところとか。

稲船 日本人はシリアスな血まみれのゾンビが出てくるような映画で笑うと思ってない。だから「笑いたい」と思っても我慢するんですよね。「笑っていいのかな、ここ?」って。おくゆかしさかもしれないけど、これが簡単にいえる文化の違いです。

ーーこれからはB級好きじゃなくて海外志向と言おうと思います!「屍病汚染」はこれまで開発されてきたゲームと違って映画です。演出で違う部分はありましたか?

稲船 ゲームの場合は「え? どういう意味?」と思われた時点で進まなくなっちゃう。だから、次はこっちからあっちに行ってね、とプレイヤーに説明しないといけない。そのあたりが違いますね。たとえば開かないドアがあったとき、映画ならガチャガチャやるだけでいいんです。観ている人が次にすることが分からなくても勝手に進むから。でもゲームだったら「鍵がかかっているようだ。何々の紋章が書いてある」って説明を入れます。それで「紋章を手に入れなきゃいけないんだ」と分かってもらう。「屍病汚染」は映画ですが、あえてゲームのやり方で撮りました。だから本来ならいらない説明を入れています。さっきの例なら、ドアはノブをガチャガチャ回してから「開かない!」って言ってもらう。

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2010年9月21日のレビュー記事

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