クリスマスも近くなり、木々や建物に飾られたイルミネーションが目にも美しい。
素人目には毎年同じように感じてしまう、このイルミネーション。
イルミネーション協会の方に聞いてみたところ、
「確かに使われる色のブームや傾向は毎年かわります。が、その年の結局のところブームは終わってから分かるんです」
とはいえ、イルミネーションを飾るにあたり、手がける人の戦略やブーム作りというものも、もちろんあるそうだ。
ここ数年ブームだったのは、LEDを使ったブルーやホワイトの光。これは六本木ヒルズで使われ始めたのがブームの発端といわれていて、数年に渡ってなかなか根強い人気があった。
寒い冬に青なんて。という声も聞くが、雪をイメージした青と白の組み合わせはイルミネーションの鉄板となったようでもある。
そして今年。
今の段階では「アンバー、もしくはシャンパンゴールドとよばれる色がよく使われているようです」という。
青や白とはまた違った落ちついた色合いで、教会の雰囲気にも似ている、そんなバロック調イルミネーションが今年は各地で見かけられるとか。
使われている電球はもちろんLED。
実はこのLED、青色の電気代とオレンジ色の電気代を比べてみると青の方が若干高いそうだが、それでも「花火は中止でもイルミネーションは盛んな理由」にあるとおり、イルミネーションイベントというのはトータルしてコストが安い。
しかしそんなLED大流行の昨今にあって、白熱球にこだわるイベントがある。
それは、クリスマスに先駆けて行われ、10日ほどで終わってしまう神戸ルミナリエ。
理由は、イタリアでルミナリエの作品が作られているため。
ルミナリエの発祥の地、イタリアでは白熱球が伝統なのだそう。
それに、白熱球独特の優しく暖かい光に包まれる。鎮魂への祈りを込めた雰囲気がルミナリエの持ち味でもあるからだ。
クリスマスが終わるとイルミネーションも終わり……というわけではなく、クリスマス色の強いものが外されるだけで、イルミネーション自体はだいたい年をまたいで1~2月くらいまで続く。
ブームといわれても自分の身体をイルミネーションで彩るわけにはいかないが、通りを彩るイルミネーションを眺めつつ、今年ブームの色を探してみては。
(のなかなおみ)
素人目には毎年同じように感じてしまう、このイルミネーション。
はたしてこの世界にブームはあるのだろうか。そして今期2010~11年冬のブームはどんなものなのか。
イルミネーション協会の方に聞いてみたところ、
「確かに使われる色のブームや傾向は毎年かわります。が、その年の結局のところブームは終わってから分かるんです」
とはいえ、イルミネーションを飾るにあたり、手がける人の戦略やブーム作りというものも、もちろんあるそうだ。
ここ数年ブームだったのは、LEDを使ったブルーやホワイトの光。これは六本木ヒルズで使われ始めたのがブームの発端といわれていて、数年に渡ってなかなか根強い人気があった。
寒い冬に青なんて。という声も聞くが、雪をイメージした青と白の組み合わせはイルミネーションの鉄板となったようでもある。
そして今年。
今の段階では「アンバー、もしくはシャンパンゴールドとよばれる色がよく使われているようです」という。
青や白とはまた違った落ちついた色合いで、教会の雰囲気にも似ている、そんなバロック調イルミネーションが今年は各地で見かけられるとか。
使われている電球はもちろんLED。
電気代が白熱球の10分の1くらいで、1電球あたり0.06ワット程度。
実はこのLED、青色の電気代とオレンジ色の電気代を比べてみると青の方が若干高いそうだが、それでも「花火は中止でもイルミネーションは盛んな理由」にあるとおり、イルミネーションイベントというのはトータルしてコストが安い。
しかしそんなLED大流行の昨今にあって、白熱球にこだわるイベントがある。
それは、クリスマスに先駆けて行われ、10日ほどで終わってしまう神戸ルミナリエ。
理由は、イタリアでルミナリエの作品が作られているため。
ルミナリエの発祥の地、イタリアでは白熱球が伝統なのだそう。
それに、白熱球独特の優しく暖かい光に包まれる。鎮魂への祈りを込めた雰囲気がルミナリエの持ち味でもあるからだ。
クリスマスが終わるとイルミネーションも終わり……というわけではなく、クリスマス色の強いものが外されるだけで、イルミネーション自体はだいたい年をまたいで1~2月くらいまで続く。
ブームといわれても自分の身体をイルミネーションで彩るわけにはいかないが、通りを彩るイルミネーションを眺めつつ、今年ブームの色を探してみては。
(のなかなおみ)
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