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「せんべろ」って知ってる? 楽しい酔っぱらいの合い言葉

せんべろは、ほどよく枯れたオヤジ同士の合い言葉。
エキレビを読んでくださっている方の大半は、おそらくまだ若く、品行方正な方ばかりだろうとお見受けする。したがって、せんべろなんつう言葉には聞き覚えがない、という方も多いことだろう。せんべろ、とは何か?
千円札一枚あればべろんべろんになるまでお酒が飲める店。あるいはそういう飲み方のことを、酔っぱらいオヤジたちは半分の誇らしさと、半分の自虐心をもって「せんべろ」と呼んでいる。

そんなせんべろの名店を、中島らも率いる“せんべろ探偵団”が訪ね歩いた道中記がある。『“せんべろ”探偵が行く』(2003年10月/文藝春秋社)だ。ターゲットは彼らの本拠地である大阪だけに留まらず、東京は北千住、赤羽、東十条、横浜の黄金町、名古屋の大須、神戸の三宮などなど、全国各地のせんべろの聖地に繰り出しては、酒とともに交わされた1ミリも人生の役に立たない会話を記録した、発酵しまくりの名著である。

それが、めでたく文庫化された。
ご存知のように、中島らもは2004年7月に階段から転落した際に負った脳挫傷が原因で、この世を去っている。それ以後、せんべろ探偵の面々と家族は毎年命日になると集まり、彼を偲んで酒を酌み交わしているというが、何かにつけて飲みたい人たちなので、『“せんべろ”探偵が行く』の文庫化が決まった際にも、それを記念して飲み会が行なわれた。その様子も、この文庫版『せんべろ探偵が行く
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