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泣きべそなんてさよならだ!『キャンディ・キャンディ』復活のその日まで

赤とピンクのグッズで覆い尽くされた部屋の中央で、全身を赤とピンクに彩ったひとが、メモをとるこちらの指先をじーっと見ている。今風に言うなら“ロリータファッション”ということになるのだろうけれど、こちらを見つめているその顔は、少女のそれではない。わたしはいま、不思議な状況におかれている──。

君は原宿の歩行者天国や中野あたりの路上で、真っ赤なフリフリのドレスを着た中年男性を見かけたことはないだろうか?
茶色いカーリーヘアーは見るからにカツラ。銀の丸メガネの奥に光る目には、ドばっちりのアイライン。背中にはピンクのランドセル。けっこう堅太りした体躯でありながら、ランドセルのサイズが子供用なので、肩にかけたベルトはギッチギチに締まり、図らずもボンデージみたいになっちゃっている。
ずいぶん、トウのたった竹の子族だなあ、なんて思っていると、それは大きな間違いだ。胸につけた名札(ドリフの小学校コントみたいにでっかいヤツ!)には、「東京原宿キャンディ・ミルキィ」と書いてある。
そう、その人物こそ、都内各地に出没しては数々の目撃証言を残している、キャンディ・キャンディおじさんこと、キャンディミルキィさん(以下、キャンディさん)なのだ。

『キャンディ・キャンディ』(原作:水木杏子、作画:いがらしゆみこ)とは、1975年から「なかよし」誌上にて連載され、翌年の1976年から約3年間にわたってアニメ化もされた、当時の少女たちに絶大な人気を誇った作品である。

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