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もっと恋愛に比重を置いていた気がします〈『四月は君の嘘』新川直司インタビュー後編〉

――では、今作のキャラクター作りで苦労した点は?
新川 性格についてはあまり悩みませんでしたが、容姿には苦労しました。漫画家のくせに、描き分けが苦手なので(笑)。パッと見て区別ができるようにという点は意識しました。あと、設定が中学生なので、あの年代ならではの、大人でもない子供でもない顔つきを描くのは難しいです。それが魅力でもあるんですけどね。
――クラシック音楽について勉強中とのことですが。取材では、ヴァイオリニストの池田梨枝子さんと、ピアニストの山崎香さんに実際にホールで演奏して頂き、その風景を撮影されたそうですね。
新川 はい。作曲家の大澤(徹訓)さんと、ピアニストの菅野(雅紀)さんにも取材させて頂きました。みなさん勉強不足の自分に怒りもせず、優しくお話を聞かせていただいて。感謝しきりです。演奏会やコンクールにも行きました。皆さんにお話を聞かせていただいたり、本を読んだり。勉強すればするほど、クラシック音楽とはこうも奥深いものなのかと、驚きと発見の毎日です。迷宮に迷い込んでいくような気分になります。クラシック音楽を聴きながら、クラシック音楽の本を読む……。「自分のガラじゃないなぁ」と自嘲してます(笑)。
――演奏シーンは今作の大きな見せ場ですよね。取材の成果も生かされていると思いますが、演奏シーンを描く時、特に意識されていることを教えてください。
新川  もちろん取材はものすごく参考になりました。うまく具体的な説明はできないのですが、作品に反映されているのは間違いありません。漫画には音がないので、(演奏シーンでも)いい絵を描こうとだけ心がけています。それにつきますね。自分ではいいシーンが描けたと思っても、読む方はどう感じるのか、いつも心配です。伝わらなくては意味がないですから。

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