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足りないのはLOVEとヤンキー〈『四月は君の嘘』新川直司インタビュー前編〉

2012年1月25日 11時00分 ライター情報:丸本大輔

昨年9月に発売された第1巻。3年前からピアノが弾けなくなった、元天才少年ピアニストの有馬公生。性格も演奏も自由奔放なヴァイオリニスト宮園かをり。中学生最後の春、2人の出会いから物語は始まります。夢を失っていた公生の変化だけでなく、幼なじみの椿と亮太を交えた、恋の四角関係も気になる! (C)Naoshi Arakawa 2011

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エキレビ!に掲載された「一巻で選ぶライトノベル、マンガの傑作!~年末年始スペシャル■2011年ベスト10」。この中で、僕が第1位に挙げた『四月は君の嘘』2巻が、1月17日に発売になりました! そこで、著者の新川直司さんへのインタビューを実施。『四月は君の嘘』のことだけではなく、漫画家デビュー前や、前作『さよならフットボール』などについても、じっくりとお話を伺いました。2部構成のまずは前編です!

――『四月は君の嘘』、月刊少年マガジンでの連載開始前から注目していた作品で、「2011年に1巻が一番面白かった本」にも選ばせて頂きました。先日発表された「マンガ大賞2012」のノミネート作品にも選ばれるなど、ますます評価が高まっていますね。
新川 ありがとうございます。恐縮です。僕なんかに……。認めていただいたこと、素直に嬉しいです。頑張ってきた、ご褒美だと思ってます。でも、身の引き締まる思いでもあって。評価して頂いた方々を失望させないよう、これに浮かれることなく、苦しみながらもいい漫画を描きたいです。
――今回は、“漫画家・新川直司”がどのように誕生したのかというお話から、伺いたいと思っています。まず、新川さんが漫画を書き始めたのは、いつ頃ですか?
新川 子供の頃から漫画は大好きで、チラシの裏に『キン肉マン』や『北斗の拳』を必死に模写してました。ノートの端に四コマ漫画を描いたり、自分で考えた超人や(『聖闘士星矢』の)クロスを描いたり。どこにでもいる漫画少年でしたね。父や兄が買った青年誌なども読んでいましたし、ヒマさえあれば家にある本を読み漁ってました。あの頃は、いくらでも時間がありました……。
――本当に、子供の頃は時間があり余ってましたよね……(遠い目)。ところで、マンガ少年だった新川さんが、「プロの漫画家になる!」と考え始めたきっかけは?
新川 僕の出身地はすごく田舎で、「漫画家になる」なんて言ったら「夢見てんじゃねぇ!」と怒られるようなところだったんです(笑)。高校を卒業して、実家から離れた大学に進学したのですが、そこで知り合ったヤツが「俺、漫研に入るんだ」と堂々と言い放った時、ちょっと感動しました。「そんなことを大声で言うなんて、なんて猛者だ」と。その時、「俺も漫画家を志してもいいのかな」と思ったのを覚えてます。それからは、そいつに「漫画ってどうやって描くの?」とか、「トーンってドコに売ってるの?」とか、興味無さ気に聞いては情報を集め、家で一人コツコツと描いてました。

ライター情報

丸本大輔

1974年生まれ。フリーライター。瀬戸内海で生まれ育ち、現在は東京の西側在住。インタビューを中心に活動。得意ジャンルは、アニメ、マンガ、サッカーなど。

URL:Twitter:@maru_working

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