新生活を迎える春。住む場所も変わり心機一転、新生活を送る人も多いのでは?
この季節につきものなのが住まい探し。
毎日暮らす場所だからこそ、失敗はしたくありません。そこで、良い物件を探すポイントを、不動産業に15年以上携わっているプロに教えてもらいました。

■良い物件=良い不動産屋さん?まずは不動産屋さんに足を運んでみる
最近はインターネットで物件情報が見れるため、ある程度下調べをしてから実際に物件を見に行く、という人も増えています。「良い物件に出合うためには、できるだけ“良い不動産屋さんに出会うこと”が大切」なのだそう。

いくつか物件を見に行ってお店に帰ってきたら、いつの間にかはんこを押していた、というのは意外と良くある話。誰かが背中を押してくれないと決められない買い物だからこそ、こういったケースは少なくないそうだ。

■良い不動産屋さんを見つけるためには?
じゃあいったいどうしたら良い不動産屋さんなのか判断できるの?と思った人も多いはず。ずばり聞いてみた。

「例えばお店に行く前に電話で難しい質問を投げてみたり、一緒に物件を見ている際に『ここって人通りは多いですか?』『大家さんはどんな人ですか』といった具合に細かい質問を投げてみたりしてください。この時の対応が適当であれば、あまり親身になってあなたにあった物件を探してくれない可能性が高いでしょう。こちらの質問に対して、まくしたてるような態度であればなおさらです」。

なるほど、これなら簡単にできそうだ。
自分の性格に合う、合わないはあるにしても、住んでみて何かトラブルがあったらその人にお世話になる可能性は高いのだから、やはり信用できる人に越したことはない。

■安心できる不動産屋さんかどうか
ちょっと知識のある人ならば知っている人も多いだろうが、不動産業者が持っている宅建業免許番号をチェックしてみるのも手。宅建業免許番号とは、5年に1度(1996年以前は3年に1度)に免許を更新した回数を意味して、事務所の見やすい場所に免許番号を記載した標識を掲示することが法律で決められている。

要はカッコ内の数字が多ければ多いほど長年営業している、ということ。数字が大きければ安心、と一概には言い切れないが、やはり安心材料の一つでもある。

■顧客が物件を探しやすい環境が整っているかどうか
店頭はもちろん、お店の外にまで印刷した物件情報を張り出しているのは良く見る光景。しかし、いろいろ見ているうちに「さっき気になった物件ってどれだっけ…」「書き方が統一されていないから比較しにくい」と思ったことはないだろうか。

例えばお店の外からでも物件探しができるデジタルサイネージ(紙やポスター、看板などで掲示していた情報をディスプレイなどの電子的な機器を使って表示するシステム)を導入し、夜間でも物件を探せる店舗などは、データ管理もしっかりしていて、顧客のことを考えている不動産屋さんと言えるだろう。夜間でも不動産屋さんが扱っている物件をリアル検索きるので、平日なかなか店頭に来られない会社員には便利。お店が閉店してからであれば、店員に声をかけられることもないし、自由に物件を探すことができる。

システムコンサルティング・システム開発を行う株式会社電縁の「不動産やさんのサイネージ」は、通常の不動産検索とは違い、ワンタッチ物件検索機能が追加されていて、条件を選択するたびに物件が表示されるため、利用者がストレス無く物件検索を体験することができる。

「当たり前ですが、物件情報は不動産会社が登録しない限りはデータにはなりません。
情報管理は社内体制がしっかりと整っていないと意外とできないものなのです。これも安心できる不動産屋さんかどうか判断する基準です」とのこと。これから物件を探そうとしていた人はもちろん、今後引越しを考えている人は、良い物件に出合うために参考にしてみては。
(エキサイトニュース編集部)
編集部おすすめ