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カンヅメになった作家は果して真面目に原稿を書いているのか。浅田次郎と林真理子が内幕を明かす

カンヅメになった作家は果して真面目に原稿を書いているのか。浅田次郎と林真理子が内幕を明かす
直木賞作家であり、現在は直木賞選考委員も務める浅田次郎と林真理子。長編小説に短編小説、エッセイと多数の作品を世に送り出す
「なにしろ、小説は人物造型だと思います」と、浅田次郎は語った。

伝説の大泥棒「天切り松」(『天切り松 闇語り』シリーズ)から鉄道員一筋の駅長(『鉄道員(ぽっぽや)』)、江戸城に無言で居座る謎の旗本(『黒書院の六兵衛』)に至るまで、多種多様なキャラクターが登場しながらも、「悪役がいない」と評される浅田作品。一方、林真理子は「中流家庭」を標榜する主婦(『下流の宴』)、大手商社に勤める独身OL(『anego』)、夫に不満を抱く妻(『不機嫌な果実』)などを通じて、人間の内面に潜む欲望や葛藤をえぐり出す。

作家はどのようにキャラクターを生み、育てるのか。その内幕に迫ったのが、3月2日に開催された浅田次郎と林真理子によるトークイベント(芥川賞&直木賞フェスティバル)である。

電車で美人と向かい合わせに座ると、「この人を表現するにはどうしたらいいんだろう……」と考えずにはいられないという林。交友関係が広く、フットワークも軽い。「政治家とつきあうなんて」「金持ちに媚びを売っている」などと批判されることもある。しかし、本人は「立ち話するぐらいいいじゃん」と笑い飛ばす。「この間、官僚との飲み会があったんだけど、彼らはマガジンハウスの編集者みたいな格好してるわけ。こうしたイメージのずれをひとつひとつ確かめていくようなところがあります」(林)。

偶然見かけたシーンが、小説になることもある。あるとき、浅田は講談社の保養所に”カンヅメ”にされていた。

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