こうまで矢継ぎ早に"いい体"を見ていると、自分の体が気になってくる。肉体改造したくなってくる。そう思うのは、道理じゃないですか?
ということで、考えました。いい体になるには、どうしたらいいのか。まず、トレーニングはマストでしょう。あともう一つ、いい食料を摂取する必要がある。
……絶好の店を見つけてしまいました。焼肉店です。スタッフは、またしてもマッチョ。その名も「マチョ肉屋」(東京都渋谷区恵比寿)が、11月2~9日の期間限定(11~15時のランチ限定)で営業するらしく。
オープン日である本日のお昼、お店へ行ってみると、いきなりこれです。当たり前のように行列ができている。

こうなると、期待値が上がってくる。さて、気になる店内はどんな感じなのだろう?


わお! お肉を食べに来たのに、目の前も肉々しいじゃないの。

「おいしい焼肉と美しい筋肉を提供したい、マチョ肉屋!」(マッチョスタッフの呼び込み)
……座っていいですか?
ちなみにこの「マチョ肉屋」は、大阪から毎日直送で厳選されたこだわりの肉を提供する「焼肉おおにし」を期間中だけマッチョ仕様にした形で出店しているそう。
ご存知ですか? 焼肉の"大阪スタイル"は、赤身肉を多用するのが定番です。ということで、自ずと脂身が少ない赤身肉がイチオシされている今回。「マチョ肉屋」の主なメニューを、以下に列挙しましょう。
●赤身29スペシャル(税込2900円/タンパク質35g)
腕肉、三角バラ、外もも、内もも、様々な赤身の部分を味わうことができる。
●フランクマチョルト(税込900円/タンパク質26g)
マッチョ達はフランクフルトが大好き!
●肉の塊(税込4000円/タンパク質30g)
肉の塊です。
●愚か飯(0円/タンパク質5g)
白米はサービス。ただ、オーダーするとマッチョ達から説教されてしまう。
●プロテイン(税込500円/タンパク質25g)
では、イチオシの『赤身29スペシャル』と『フランクマチョルト』をオーダーしてみます。すると、マッチョ店員が準備をしてくれて……

お肉を運んできてくれました!



じゃあ、焼きましょうか。

時には、マッチョが焼いてくれたりもする。

じゃあ、いただきます。……おいしい! さすが、マッチョがオススメするお肉。こうなると、白飯が欲しくなってくる。では、『愚か飯』をお願いします。
この瞬間、「なんで米を食うんだよ!」と唐突に激昂し始めるマッチョたち。どうして……? 「マチョ肉屋」をプロデュースする「株式会社ハイ」鈴木秀尚氏は、こう説明します。
「これだけマッチョがいて、これだけ筋肉に良い環境にいるんですよ? ということは、このお店はジムと同じです。もしも大会前ならばご飯を食べるとカーボアップしますが、大会前ではないお客さんが白飯を食べるからみんなは怒るんです」
何、そのルール。何を言ってるんだろうか?
注目のメニューは、もう1つあります。若干お高めですが、金銭に余裕のある方は『肉の塊』(正体はハラミ)をオーダーしてみてください。


そうしたら、お店の方から素敵なプレゼントが。なんとスタッフがお客さんを取り囲み、ポージングしながら囃し立ててくれるのです。こうして、食欲を増進させる。


さて、オーダーして肉をたいらげたとしましょう。すると、メニューごとに色分けされたシールをスタッフの筋肉に貼り付けることができます。

「本当はオーダーしていただいたお肉の部位に貼っていただこうと思ったんですが、よく考えたらホルモンとか無理ですからね。お好きな場所に貼ってください」(鈴木氏)
そうです。この「マチョ肉屋」は、食べるだけじゃない。スタッフに触れない程度なら、コミュニケーションできます。"あ~ん"させてあげてもいい。

オープン日には熊本から訪れたお客さんも来店したくらいで、ファンのモチベーションは凄まじいです。そう考えると、嬉しき触れ合いだ!
興奮して喉がカラカラになったら、『生』(税込500円/タンパク質30g)を頼むのもいいでしょう。しかし、このお店の『生』は「生卵」の「生」ですが。

生卵4個入りです。
ポージングだけでなく汗を流して店舗業務に励むマッチョ店員の姿や、


お昼どきだけにお腹が空き、こっそりまかないのプロテインをゴクゴク飲むマッチョ店員の姿など

貴重な場面の数々を目撃することもできる、期間限定営業の「マチョ肉屋」。
マッチョに目がない女性やジム帰りの男性など、筋肉を愛する方々にオススメでしょう。
(寺西ジャジューカ)