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ノーベル賞学者・大村智から学ぶ「経営の真髄」

       
きのう11月3日、文化勲章の親授式が皇居で行なわれた。今年の文化勲章の受章者には、先月ノーベル賞受賞が決まった大村智(生理学・医学賞。北里大学特別栄誉教授)と梶田隆章(物理学賞。東京大学宇宙線研究所教授)も含まれていた。

10月のノーベル賞発表以来、書店のなかには関連コーナーを設けた店もちらほら見かけるし、大村と梶田の業績を解説する特集を組んだ科学雑誌、また関連書籍の刊行や再版もあいついでいる。梶田隆章は初の一般向けの単著となる『ニュートリノで探る宇宙と素粒子』(平凡社)の発売が今月中に予定されており、いまから楽しみだ。

一方の大村については、すでに2012年に馬場錬成による評伝『大村智 2億人を病魔から守った化学者』(中央公論新社)が出ている。夜間高校の教諭から研究者へと転じた異色の経歴、そしてその業績までくわしく書かれた本書を読んでいて強く感じたのは、現代の科学者の置かれている厳しい状況だ。それをある種の経営感覚を身につけることで切り抜けてきたのが、大村智という研究者であったともいえる。
ノーベル賞学者・大村智から学ぶ「経営の真髄」
馬場錬成『大村智 2億人を病魔から守った化学者』(中央公論新社)。大村が発見した抗生物質は、オンコセルカ症(河川盲目症)などの熱帯病をいまや撲滅寸前にまで追いやっている。

「買い取り」ではなく「ロイヤリティ契約」を選んだ理由


今年のノーベル生理学・医学賞は「線虫による感染症に対する新規治療法の発見」を対象に、大村智のほかウィリアム・キャンベル(米ドリュー大学名誉リサーチフェロー)、トゥ・ヨウヨウ(中国中医科学院主席研究員)に贈られる。このうち大村とキャンベルは、家畜や人間の双方に棲みつく寄生虫に効く抗生物質「イベルメクチン」の開発により選ばれた。

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