相次ぐエリート学生の暴行事件
容疑者らは、9月下旬に飲食店で女性を泥酔させたうえで、店舗のトイレでわいせつな行為に及び、その後容疑者の一人の自宅に女性を連れ込み性的暴行を加え、ケガまで負わせたとされている。
酒に酔わせての性的暴行といえば、慶應大学の「ミス慶應」を運営する「慶應義塾広告学研究会」が未成年に飲酒をさせたうえ、集団で性的暴行を行ったと報道されたことも記憶に新しい。
また、5月には東京大学の学生が酒に酔わせた女性大学生の服を脱がせ、体を触るなどして逮捕されており、11月には近畿大学の学生も意識を失うほど女性に酒を飲ませ、わいせつ行為をしたとして逮捕された。これらの、一般に「エリート」と呼ばれる学生たちの相次ぐ“酒に酔わせての”不祥事に、世間からも強い批判の声が上がっている。
酒に酔わせて…は犯罪!
千葉大学医学部生の事件では、なかなか実名が発表されず議論になったが、女性たちが怒りを隠せないのはやはり暴行そのものについて。ネットでは「こんな奴らが医師になるかと思うとゾッとする」「飲み会でこういうことする男っていないわけじゃないから怖いよね」と批判の声は大きい。
実際、酒に酔わせて女性をものにしようという男もいて、アルコール度数がそれなりに高いカクテルは“女性を酔わせる酒”として紹介されていることも少なくない。「酒に酔わせて口説き落とす」という行為が“モテテク”として扱われている現状に、「酔わせなくちゃ口説けないのかよ」「そもそもこうやって逮捕されている人たちと、酔わせてホテル行っちゃったよみたいな人たちってそんなに大差ないでしょ! どっちもクズ!」と女性たちからは怒りの声が。
酒に酔わせて暴行に及ぶのは言語道断だが、逆に酒に酔っての告白なども「意気地なしな感じがしていや」「素面で頑張れよ!」と評判が悪い。嗜む程度ならいいかもしれないが、男女関係にはあまりお酒を持ち込まない方が賢明だ。