女性が阿鼻叫喚の『東京タラレバ娘』
「キレイになったら、もっといい男が」「好きになれれば、結婚できる」など、“タラレバ”を言いながら女子会ばかりしているアラサー女子3人が厳しい現実にぶち当たるというこのドラマ。第1話では、吉高由里子さん演じる主人公・倫子が過去に振った男に「大事な話がある」と呼び出され期待を抱くものの、その男が恋している若い女性についての悩みを相談されたり、若いイケメンに“女子という年でもないのに女子会をしている”ことを指摘されたりと辛い展開に。
前クールまで放送されていた『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で登場した“若さが価値だと思って、いずれ年を取る自分に呪いをかけないで”という内容の名言を思い出し、「こないだ逃げ恥で解いてきた数々の呪いを再びかけにきてるな」と現実に突き刺された女性が続出。
あなたも実は“タラレバ男”かも!?
しかしこのドラマに衝撃を受けたのは女性だけではないよう。「男なのにグサグサ来る」「アラフォー独身男性も色々と身につまされるドラマ」と男性視聴者からも反響が上がっている。
内閣府の「平成28年版 少子化社会対策白書」によると、2010年時点で男性の未婚率は25~29歳で71.8%、30~34歳が47.3%、35~39歳で35.6%。一方の女性は25~29歳が60.3%、30~34歳で34.5%、35~39歳で23.1%と、アラサー・アラフォーでは男性の方が未婚率が高い。となると独身アラサーを描いた『東京タラレバ娘』にショックを受ける男性が多いのも当然かもしれない。
ネット上では、「俺はやればもっとできる」「あそこで別の選択をしていれば俺は今とは違ったポジションにいた」などと言いがちな“タラレバ男”に対する女性の厳しい意見も見受けられ、“タラレバ”はなにも女性だけの問題ではないようだ。