
季節は4月。大学では、新入生を歓迎する「新歓コンパ」が連日行われます。
先日ギャッツビーが仕掛けた「#新歓あるある」というハッシュタグでは、初対面における印象で1番大事なものは口臭と体臭という結果が明らかとなり、Twitter内の若者をザワつかせました。マナーだけならいざ知らず、ニオイまで気にしろとは、今の時代生きにくいものですね。
今日はそんな若者を励ます意味でも、諸先輩たちの新歓エピソードを集めました。新歓でオイシイ思いをするには、はたまた新歓をキッカケに人間関係を深めるにはどうしたらいいのか。話を集めると、みんなが知らない新歓の乗り切り方のコツが見えてきます。
バイトに明け暮れて新歓に誘われず
「私、新歓飲みに誘われなかったんです」
こう話すのは、何を隠そう筆者の私です(笑)。実は大学に入って早々、私は授業やガイダンスを適当にすませ、ひたすらバイトに明け暮れていたら、学科内の新歓飲みにハブられていたことが発覚しました(正しくは学校にいなかった自分が悪い)。
当時は水商売でバイト三昧。その結果、青春の一ページをめくりそこね、同級生だけでなく、先輩との間にも変な距離感を作ってしまったのです。ちなみに入りたい部活だけはあったので、自ら話を聞きに行き入部をしましたが、それ以外で「新入生ですか?」と声をかけられるシーンはゼロ。新入生にしてはケバい風貌が原因で声をかけられることはなく、あやうくこちらもスタートダッシュを切りそびれるところでした。
サークルをはしごして欲を満たす
「サークルの新歓飲みをはしごしたらパワーが切れた」
よくわからないエピソードを教えてくれたのはある30代男性。彼は新歓飲み=タダ酒なのをいいことに、新歓交流会をはしごして女の子をナンパ。
サークルメンバーからしたら、タダ酒飲み&女の子をナンパするなんてけしからんと思いますが、実は毎年タダ酒やナンパを目的にはしごする人は一定数存在します。
アクティブだなと思うけど、実際男女比に偏りのある学科の人はサークル活動で頑張らないと、大学時代に恋愛なんてできない可能性が高いので、ちょっとでも気になったら行ってみるのはありですよ。
ちなみにこの男性は新歓飲みで知り合った新入生女子とその後お付き合いをスタート。結局3年生の途中までラブラブだったというから、あの時パワーを注ぎ込んだかいがあったというものです。
他大サークルはタイミングが命! タイミングを逃して結局……
「完全にタイミング逃しちゃったんだよね」
と20年くらい前を振り返って語りだしたのは、アラフォー女性。
大学のサークルに入るタイミングはいつなのか。実はビラを配ったり机だしをしたりしている時期以外、サークルに入るタイミングというのはなかったりします(もちろん本人が積極的なアクションを取れば別ですが)。
昔話を語ってくれた彼女も「迷っていたらタイミングを逃した」という、優柔不断を今も若干引きずっているようです。
「当時私が通いだしたのは都内の女子大。つまり男性はゼロです。彼氏を探すなら他大のサークルで出会いを見つけのるのが1番効率的です。
反省の弁を語ってくれましたが、最近は女子大生が他大(それも高学歴大学)のサークルに入り、将来有望な男性と交友関係を作るという技は、結構有名な技。彼女がその大事さに気づいたのは夏頃だといい、友達の口利きでなんとか1つのサークルにその後合流したらしいのですが、タイミングを逃したためすでに数組カップルができていたりと、いまいち馴染めなかったとか。
サークル=恋愛っていう期待自体がけしからんと思う人もいるかもしれませんが、青春の濃さは関わった人間に左右される部分も多いもの。
後悔を残さないためにも、自分からスタートの時点で積極的に動くのがいいでしょう。
大学時代って、今思えば無知で、無敵で、体力と時間と欲だけはあって、そういうものが固まりになってキラキラしていた気がします。
よく「大学時代はとにかくまとまった時間があるから旅行せよ」なんて年長者はいいますが、個人的には、「サークルには入っといて損はない」ということは言いたいですが、社会人になった読者の方は今ならどんなアドバイスを大学生にしたいでしょうか?
(おおしまりえ)