
■JONTE/New Album『Delight』インタビュー(2/4)
――インタビュー1より
“いい人”を打開するのが僕の課題です(笑)
――リード曲の「R.E.D.」は、アーバンな雰囲気がありつつ、どこか懐かしさもある、セクシーな曲ですね。
JONTE:僕はジョージ・ベンソンとかも好きで。これはそういう70年代~80年代の雰囲気もある、聴いた感じちょっと古いけどいい、みたいな。オールディーズ・バッド・グッディーズっていうのをやってみたかったんです。で、自分では気に入ってるんですけど、聴いた人はどう思うかな?っていう不安も最初あって。でも周りの人も「今までのバラードとは違うけど違和感なく聴ける」「すごくいい」って言ってくれたので、自分の新しいスタイルがここでまた一つ確立できたのかなと思っています。
――“今までのバラードとは違う”と言えば、「Ride on Life」はそれこそ今までとは全く違いますよね。アップテンポのポップチューンで。
JONTE:そうなんです。さっきも言ったように、僕はアップテンポの曲に対する苦手意識があって。どれぐらい苦手かって言うと、友達とカラオケに行って、みんなアップな曲で盛り上がったりするじゃないですか。そういうとき“うわ~、この並びでバラードに行くと完全にこの場を壊すな”と思って、自分が歌うのをパスしちゃうっていうくらい苦手なんです(笑)。しかもこの曲って、こういう(両手を左右に振る)やつとか、手拍子とか、煽りみたいな要素もふんだんに盛り込まれてるじゃないですか? なので、これは自分にとって相当挑戦でしたね。

――お客さんを煽ったりするのも苦手なんですか?
JONTE:苦手です。なぜ苦手かって言うと、ただただ恥ずかしいんですよ(笑)。
――JONTEさんって大阪出身ですよね?
JONTE:うわ~、それ、大阪人はみんな面白いというやつですね? でも大阪人でもね、なかには面白くないやつもいるんですよ、僕のように(笑)。
――この「Ride on Life」には、幸せになるためには、ときに“我がままに生きよう”というメッセージも入っています。でもこうやって話していると、JONTEさんはワガママとはほど遠いというか。
JONTE:いや、僕もワガママな部分はワガママなんです。でも周りを見て“今は控えめにしておこう”とか、ついつい思っちゃったりするんですよね。もともとラジオ局でADをやっていたので、AD気質が抜けないんです。人に何かしてナンボ、みたいな。だからお弁当とかもすぐ買いに行くし。昨日も福岡でうどん屋さんに行ったんですけど、そこがセルフで水を取りに行くお店だったので、席に着いたとたん、すぐみんなの水を取りに行って。
マネージャー氏:スタッフよりも先に行くので、そういうのはいい加減やめてほしいです(笑)。
――あはははは!
JONTE:でも基本、僕は人が好きなんですよ。で、例えば水を持ってくるとか、そういうちょっとしたことでみんなが笑顔になってくれるなら、僕としてもうれしいですから。

――いい人なんですね。
JONTE:いやいや。いい人っていうのはなんとか打開したいなと思っていて。それは僕が生きていく上での課題なんです。“いい人”っていう言葉自体はいいと思うんですけど、自分はもうちょっとクセが強かったり、危険な感じになれたらな……と言いつつ、なかなか持って生まれたものは変えられないんですけど(笑)。
――インタビュー3へ
≪リリース情報≫
New Album
『Delight』
2017.04.26リリース
TKCA-74497 / ¥3,000(税抜)
[収録曲]
1. R.E.D.
2. Ride on Life
3. It's too late
4. Yours forever
5. The Truth of Love
6. 溢れる
7. Plastic Girl
8. アナタがいるから
9. いつか…
10. 夢で逢おうよ
≪ライブ情報≫
【JONTE「Delight」Release Party】
2017年6月3日(土)大阪・KANDYLION
2017年6月10日(土)東京・かつしかシンフォニーヒルズ / アイリスホール
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