ファーウェイ・ジャパンの新卒初任給40万円超え! 「年功序列の日本企業ではありえない」と話題に
「ファーウェイ・ジャパン」公式サイトより。

中国の通信機器メーカー・ファーウェイの日本法人は、新卒初任給が40万円を超える設定だと明らかになった。日本企業ではめったにない高待遇が話題になっている。


中国の外資系企業が驚きの初任給を提示


話題の発端となったのは、就職情報サイト「リクナビ2018」で公開された華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)のリクルートページ。同ページでは2017年9月から2018年3月に卒業・修了予定の大学生と大学院生を対象として、「通信ネットワークエンジニア」「端末テストエンジニア」など4つの職種で正社員を募集している。そして給与欄には「学士卒」で月給40.1万円、「修士了」で43万円という驚きの額を掲載。「博士了」は「担当職種による」となっているものの、さらに給与がアップすることが予想される。

他にも有休消化率が50%以上で「完全土日祝休み」、業績により年1回以上の賞与があるという高待遇。ネット上では同社の待遇に大きな注目が集まり、「ファーウェイ凄いな。ソニーの今の修士初任給は約25万。ファーウェイ43万。残業代も出るし、年収で倍以上違いそう」といった驚きの声が続出することに。

ただし日本企業の初任給との差については、「日本は将来の指導者や経営者を育成する年功序列システムだから初任給が低くなってる。それに対して外資は即戦力さえあればいいから、年収のピークが前倒しされてるんだと思う」など、“年功序列か否か”がポイントだという指摘も。しかしその上で「初任給40万円超え」という待遇に魅力を感じる人が多いようで、「どんどんやってほしいし競争社会になってほしい。年功序列とかなくして欲しいですね」「年功序列制度で定年まで働けた頃はこういう企業にも対抗できたけど、いつでもクビになるなら高くてラクがいいよね」といった声が続出している。


高待遇の外資系企業が次々と登場


他にもアメリカに本社がある会員制の倉庫ショップ「コストコホールセール」で、アルバイトが「高待遇すぎる」と話題になったことがあった。同社の採用情報ページによると、学生を対象とした長期アルバイト(アシスタント)は時給1,250円からスタート、しかも1,000時間ごとに昇給が発生して最高で1,650円か1,800円になるという。

地方ではいまだに最低賃金700円台が当たり前という中、「コストコ」が提示した時給はまさに破格。2015年末頃から様々なウェブメディアで取り上げられ、その都度SNSでは「日本企業では太刀打ち出来ない時給設定ですね」「コストコはこの調子で、田舎の最低賃金で妥協させようとする会社を駆逐してほしい」と話題を呼んでいる。ちなみに朝日新聞GLOBEが2016年6月に行った「コストコ」上級副社長への取材では、相場を上回る賃金を用意しているのは「長い期間働いてしっかりとしたキャリアを築いてほしいから」だと明かされていた。
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