「お土産を女性社員に配らせる」会社文化に不満 匿名投稿にまだこんなことやってるのかの声

「お茶くみ」や「コピー取り」など、女性社員への雑務の押し付けは度々議論の火種になってきた。最近ではすっかり古い文化になったかと思いきや、8月20日に「はてな匿名ダイアリー」で「お土産を女性社員に配らせる文化」会社が取り上げられ、批判の声が上がっている。


女性社員への「雑用」押し付けはまだまだ根強い?


「お土産を女性社員に配らせる文化」と題された記事で、投稿者は「おっさんの上司が旅行に行ってきたときのお土産を女性社員に渡して、配らせる」慣習を紹介した。追記では具体的なエピソードとして、夏みかんを配らされたという経験談も綴られている。当時の投稿者はみかんを30人に配るため、まな板とナイフを買って、狭いスペースで切り分けることに。後片付けも大変だったそうで、「結構時間とられましたよ」と苦労を打ち明けた。

投稿者は「女性社員だって暇じゃないのに」と不満を吐露し、本人がお土産を配れば雑談が広がったり、もらった側もお礼を直接できるというメリットがあることを語っている。ちなみに投稿者は派遣社員として4つの会社で働いてきたうち、3社で同じような経験をしたという。

ネット上では投稿者の怒りに共感する人が続出し、「切る作業が必要なものを女性社員に丸投げするのは最低だ」といった声が上がっている。また「こんな化石みたいな文化残ってるところがまだあるんだね」「まだこんなことやってるのか。せっかく自分で買ったんだから自分で配れよ」など、時代にそぐわない慣習だと憤る人も多い。

そのほか「え? おっさんでもおばさんでも自分で配りに行くのが普通じゃないの?」と驚く反応も。「うちの本社ではお土産は棚に置いて、ご自由にどうぞって方式だなあ」と、会社の共有スペースに置いているという声も上がっている。

「雑用」代行サービスも登場


オフィスでは様々な雑用が生じるものだが、ネット上では「雑用とか面倒なこと押し付けられてさっぱり勉強にならないし、これが続くなら会社に残っても無駄」と悩む人も少なくない。

そんな中、今年3月に放送された「がっちりマンデー!!」(TBS系)ではオフィスの雑用を代行するサービスが紹介されていた。
番組に登場した名古屋のタスクールという会社では、レンタルオフィスの貸し出しに加えて、コピー取りや資料作成などの雑用を代行してくれるレンタル社員の派遣を行っているそう。しかも公式サイトによると、専門的なスキルが必要な業務を代行する「専門社員」や「秘書社員」の貸し出しサービスも展開中。今後は面倒な雑用の代行を巡って様々なサービスが登場してくるかもしれない。
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