仕事後にまっすぐ家に帰らない「フラリーマン」 NHK放送で注目、アリかナシかネットで物議

9月19日に放送されたNHK『おはよう日本』で、仕事が終わっても寄り道してまっすぐ家に帰らない男性について特集された。「働き方改革」が進む中で増えているこのような男性は、社会心理学者から「フラリーマン」と呼ばれているという。
フラリーマンをめぐって、ネット上で議論が起こっている。

まっすぐ家に帰らない「フラリーマン」


番組では結婚2年目にも関わらず、退社後は毎日寄り道する男性に密着。妻に「残業」と嘘をつくこともあるという。公園で本を読んでカフェに立ち寄り、さらにバッティングセンターに行った男性が帰宅したのは、退社から2時間後だった。

「なぜそこまでして早く帰らないのか?」と思ってしまう行動だが、男性は「共働きなんです」とコメント。早く帰りすぎると妻に「ごはんを作る時間ないじゃない」と言われてしまうことや、家事を手伝おうと思ってもうまくできないため妻に任せていることなどを語っていた。

この男性の行動にネットでは「妻から文句を言われるから帰らないってすごい言い訳」「必死に家を回してる女性がいるのに、お金を稼ぐわけでもなくふらっと遊んでるとかありえない」「女の人が寄り道して晩御飯作らないと『母失格』とか言われるのに、男の人だと名前がついて『仕方ない』みたいな感じになるの本当に理不尽」といった批判の声が。

一方で、「程度によるけど割と歓迎だな。 早く帰ってこられても。その後ずっとリビングにいられても」「うちの夫がフラリーマンだったとしても、どーでもいいわ。 何故なら、いない方がスムーズに子供の事も進むから」「一人の時間て大事だと思うんだよね。。
フラリーマン良いじゃない」という意見も出ている。

番組では、この男性が妻に寄り道をしていることを明かすシーンも放送された。「早く帰ってきても困るでしょ?」と問いかけた夫に妻は「そうね」と回答し、帰ってくるのは「8時、9時頃がいい」と話していた。

4月28日に公開された「しゅふJOB総研」のアンケートでは、配偶者の帰宅時間が早まることを希望するかどうかについて調査している。「希望する」が40.1%、「希望しない」が19.1%、「どちらとも言えない」が40.1%という結果に。約2割の人が配偶者に早く帰ってきてほしくないと考えているようで、「どちらとも言えない」という人の中からも「帰宅後の時間を夫婦で有意義に使えると思わない」「長年一緒にいるとひとりでいる時間に自由を感じてしまう」といった意見が上がっていた。
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