
財務省が平成30年度の税収改正で「たばこ税」の増税を検討していることが新聞各社が報じている。さらに従来のたばこと比較して税率が軽かった「加熱式たばこ」の増税についても言及されており、ネット上では「いいぞ、もっとやれ!」「大いに推奨する」といった声や、反対する声も出ている。
加熱式たばこの増税検討に同意の声
財務省は平成31年度の消費税増税時に、食料品などに軽減税率を適用予定。今回のたばこ税の増税は、軽減税率によって生じる1兆円規模の税収減の一部穴埋めが狙いだという。
また政府与党は、急速に普及が進む「加熱式たばこ」に関しても増税する方向で検討しているそう。国内で普及している加熱式たばこには、「IQOS(アイコス)」「Ploom TECH(プルーム・テック)」「glo(グロー)」などが上げられることが多い。
このニュースに、SNS上では「煙がない、副流煙がでない、とか言ってるけど、吸わない人から見たら加熱式も普通のたばこも一緒。増税すべき」「普通のたばこと同じくらい税金取っていいと思う」「賛成です。煙草なんて種類関係なく害ありまくりで一利もない」という声が。
さらに「アイコスは枯草みたいな匂いがする」「加熱式たばこは普通のたばこと異なる独特の臭いがする。個人的に不快で耐えられない」「アイコスの臭いは普通のやつよりキツイ気がする。あの独特の臭いが本当に大嫌い」と、加熱式たばこ独特の匂いに苦しめられている人も多いようだ。
個人的に、加熱式たばこによる受動喫煙の被害を既に受けている。タクシー車内で加熱式たばこを使用される事例が増えている。加熱式たばこは普通のたばこと異なる独特の臭いを発生。個人的に不快で耐えられない。受動喫煙防止都条例を待たずに、加熱式たばこの使用禁止を入れた運送約款の変更を検討中。
— もえタクシー (@moetaxi) 2017年6月21日
加熱式たばこの推奨中に増税?
しかし、加熱式たばこの増税には批判的な意見も。実業家でタレントの堀江貴文さんは自身のTwitterで、朝日新聞デジタルのニュースを引用して「むしろ軽減税率をやめるべきとおもうし、紙タバコから電子タバコへのスイッチを妨害するのは得策ではない」とコメント。
むしろ軽減税率をやめるべきとおもうし、紙タバコから電子タバコへのスイッチを妨害するのは得策ではない
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2017年10月25日
財務省、たばこ増税を検討 「加熱式たばこ」も (朝日新聞デジタル) - https://t.co/X6VyMkoOl6
ネット上でも「健康被害が少ないからって加熱式たばこ推奨してるときに、その加熱式たばこ増税するってどうなの?」「加熱式タバコも増税とかもう時代と真逆行ってるじゃん。何がしたいんだよ」といった疑問の声が。さらに「これからもなんでもかんでも課税していきそうで怖い」「そのうちたばこだけじゃなくて、他の娯楽でも税収のつじつま合わせが始まりそう」と危機感を感じている人もいるようだ。