遊助 「諦めていたらこの景色は見れなかった」 crewへの感謝の気持ち「雑草より」/インタビュー1

■遊助/シングル『雑草より』インタビュー(1/3)

俳優・タレントとして映画のスクリーンやテレビで活躍する上地雄輔。2008年に番組の企画で結成した3人組アイドルユニット“羞恥心”で大ヒットを飛ばした彼は2009年にシングル『ひまわり』で“遊助”としてソロデビュー。その後もコンスタントに楽曲をリリースし、最新曲「雑草より」はじつに23枚のシングルとなる。忙しく活動する合間を縫って毎年大規模なツアーも継続的に行い、今年はツアー200本目の公演を迎えた。最新シングル「雑草より」はツアーの会場に広がる、彼がデビューの頃より思い描いていた光景が曲を書くきっかけになったという。遊助が“crew”に贈るメッセージをしかと受け止めてほしい。
(取材・文/田上知枝)

あのままキャーキャー言われるだけだったら、終わってたと思う

――『遊助 LIVE TOUR 2017遊助祭「星」 ~あの・・星に願いを込めたんですケド。~』で駆け抜けた今夏、遊助さんにとってどんな夏になりましたか?

遊助:毎年そうなんだけど、ライブをやっている最中は楽しいし、生きがいになってるなあって感じるよね。音楽を始めてから、ライブというものが自分のなかで絶対にはずせないものになったんだけど、改めて、今年は一番面白いかも。やっと気持ちがどかっと座ったというか。なんでなのかわからないんだけど、“こうすればいいんだ”というのがなんとなく見えてきたというか。今年は特に客層が広がって、前列に99歳の方がいた会場があって。ずっと黄色いタオルを振ってくれていて、すごく気になったからライブの途中で失礼ですけど~って聞いたら、隣の娘さんが、「うちの母なんですけど、99歳なんです」って。別の会場にも来てくれたらしいんだけど、本当に嬉しかった。小さい子も増えたし、何より、男の人がめちゃくちゃ増えた。

――そうそう、男性ファン多いですよね。

遊助:歌を始めた当初は9割以上が女性のお客さんで、会場は黄色い声援だったけど、今は多い時は半分近く男性のこともあるくらい。男の子同士が3人並んで座ってるとか、昔じゃ考えられなかったもん。肩身が狭い感じで来ていた男性が、家族や友人同士、カップルでとか、たくさん来てくれるようになって。そんな人たちが、どの曲を聴いても笑ってくれたり、叫んでくれたり、ジーンとしてくれたり、うなずいてくれてるのを見て、これでいいんだって改めて思って。
遊助 「諦めていたらこの景色は見れなかった」 crewへの感謝の気持ち「雑草より」/インタビュー1

――大宮で、ツアーでの公演200本目を数えました。

遊助:そう、やったなぁ~って。来年で歌を始めて10年目に入るんだけど、2年目からツアーを始めたの。最初の年は11曲くらいしかなくて、ツアーというもののノウハウがない中で必死に汗かいて、苦しかった思い出があるんだけど、客席とキャッチボールをしていく中で、遊助の生きる道ってこういうことなのかな、みんなの顔を見て、こういう曲を作ろうって、徐々にわかっていくことがあって。そんなキャッチボールの中で、人生の途中からかもしれないけど自分に出会ってくれて、一緒に成長していけるってありがたいことだなって思った夏だったな。

――俳優、タレントとしても活動される中で、この大規模な公演を200本やれるってすごいことですよ。

遊助:まだまだこれからいっぱいライブをやっていくけど、たまたま気になって、本数を数えていったら、そろそろ200本目だって気づいて。フェスとかイベントは抜かしてるから、それも含めたら、どれだけの人と向き合ってきたんだろうって。自分の言葉で、自分の企画でやってきて、みんなが自分の中身を認めてくれて、これだけライブが続けられることって本当にありがたいことだし、これで間違ってないんだって、自分の存在価値をみんなが教えてくれたというか。でも、デビューしたときは誰もこれだけの本数、ライブをやるなんて思ってなかったよね。どうせダメだろうって言う人もいたし。

――演出や構成は最初から自分で考えてやってきたんですか?

遊助:そう、やるからには最初から自分でやりたいって思って。(アイドル的な存在の)このままではダメだと思っていたから、遊助らしさを自分で客観的に見てみようと思ってた。キャーキャー言ってくれるのはすごく嬉しいし、一定の人から応援され続けることも大事だけど、言葉とか音楽って、違う人が聞いたら違う勇気になったり、違う思い出がよみがえったりするものだから。

――たしかにそうですね。

遊助:“遊助”って、小さい子に大人の人、男の人も女の人も、みんなが作り上げたものだと思っていて。語弊があるかもしれないけど、音楽をやりたくて始めたのではなくて、応援してくれるみんなにサプライズで「ひまわり」って曲を作ってみようなかなっていう好奇心から始まって、みんなの顔を見て思ったことを言葉にして、歌にしていったら、それが受け入れられたアーティストだと思うから。老若男女、ライブで隣り合った人と、「いつ見ても、いつ聴いても、いつ来ても、アイツと会うと元気になるよな」って言い合ってくれたら嬉しいなって思って続けてきたら、その世界がどんどん広がってきて、今年、改めて客席を見たときに、“俺が夢に描いた景色だ!”って思ったんだよね。小さい子がキャッキャ言って、おじいちゃとおばあちゃんが手を握り合って、カップルがうなずいて、一人で来ている人が拍手してくれて、男同士が騒いでたり。“そうそう、これこれ! これです、描いていた画は!”って。それが具体的に目の前に見えてきたから、やってきたことは間違ってなかったのかなって。あのままキャーキャー言われるだけだったら、終わってたと思う。めちゃくちゃ“喜び”です。
遊助 「諦めていたらこの景色は見れなかった」 crewへの感謝の気持ち「雑草より」/インタビュー1

――遊助さんのライブに来る人って、とにかくエネルギーがすごいんですよね。ステージから遊助さんが放つエネルギーに負けないくらいのエネルギーを発していて、双方の力のせめぎ合いがすごい(笑)。

遊助:ラリーがすごいよね。卓球の愛ちゃんみたいな(笑)。

――大宮では何か特別なことはやったんですか?

遊助:「たんぽぽ」を歌ったの。この曲、歌いたくてもちょっとテーマ性が違うなとかって、最近セットリストに入ってなくて。Zepp Tokyoで歌って背中を押されて泣いちゃったのもこの曲だったり、たんぽぽの花言葉は「愛情」だから、結婚式みたいな曲にしたんだけど、すごくみんなに愛された曲なのに、なんかメニューに入れにくかったんだよね。そんな思い出のある曲だし、ダンサーの中には200公演全部出てくれているメンバーもいるし、だからみんなで歌える曲をやりたいなと思って、大宮公演でやったの。

――100本公演は何かやったんですか?

遊助:ううん、100回は何もやってなくて、一足飛びに200回。でもここからは数えやすくなるよね。来年“222本目”を狙ってくる人、絶対いると思うなぁ~(笑)。

――インタビュー2へ



≪リリース情報≫
■23th Single
『雑草より』
2017.11.15リリース




■Live DVD / Blu-ray
『遊助「LIVE TOUR 2017「星」~あの・・星に願いを込めたんですケド。~」』
2017.12.20リリース



≪ライブ情報≫
【ハウステンボス COUNT DOWN 2017-2018】
2017年12月31日(日)長崎・ハウステンボス

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