
12月7日夜、富岡八幡宮の女性宮司・富岡長子さんが刃物で殺害される事件が発生。富岡さんが最後に書いたブログの内容に注目が集まっている。
ブログ内で神職の“セクハラ”を糾弾
各社報道によると、今回の事件の容疑者は富岡さんの弟である富岡茂永さんとその妻。凶器は日本刀とサバイバルナイフで、過去に茂永容疑者は富岡さんに脅迫状を送りつけていたことから、なんらかのトラブルがあったとして調べられている。また茂永容疑者と妻の死亡も確認されており、こちらは犯行後の“自殺”と見られているようだ。
富岡さんの最後のブログとなったのは7日の14時45分に掲載された記事で、「世の中間違ってやしませんか?」というタイトル。冒頭は「私はここ数日、機嫌が良くありません。何故ならば、忘年会シーズンに突入して、お酒の席に出なくてはならないからです」という文章から始まる。
その後は神職の集まる宴会の様子がつづられているのだが「一部の神社の神主には、セクハラ、パワハラ、ネグレクト、嫌がらせ……が当たり前のように、横行しているのです」「その事が、私が神職の飲み会に参加しなくなった要因の一つ」「それらの行為もそうですが、それを周りの人間は止めるどころか、増長させる事を言っていることすら理解出来ないくらい、モラルがない人が多いのです」と暴露。「いい加減にして下さい」と拒絶しても、周りの人は「まあ、まあ〇〇さんは、宮司さんと親戚のようなもので、可愛くて仕方ないんですよ」と話しかけてくるという。
このような人々に対して富岡さんは「勿論親戚でもないし、親しくもないし、可愛くて仕方ないって理由を付けて、相手を増長させる言葉で、暗に、私に我慢しろと言っていることすら理解していないのです」「黙って黙認して、増長させる言葉を吐く、神主と呼ばれる人達は、自分だけが可愛い、ズルくて卑怯で弱虫な人種なのです」と言及。最後は「次回同じ事があったら、実名公表します」という言葉で締めくくられた。
事件当日のブログに「闇が深い」との声
事件との関係は不明だが、SNSなどでは「この記事を書いた日に殺害されたのか… 闇が深い」「最近では相撲業界で色々と問題が浮上してるけど、神職の世界も内情はヤバそうだな」「事件といいこのブログといい、まさに男尊女卑の極致」「さすが美しい国日本」との声が相次いでいる。
また何かと謎の多い事件だけに「ブログの内容と安易に結びつけるのもどうかと… 取り合えず詳しいことがわかるまで一時保留」と慎重に見守る人も。また「色々と不可解のところ多いし、これからの神社のためにも警察には徹底して事件を追及してほしい」と願う人も少なくない。
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