
ドリル(東京都渋谷区)は12月21日、心理学者の晴香葉子さんと共同で実施した「遅刻と通勤の関係」の調査結果を発表した。

遅刻に関するデータを見ると、出勤時の遅刻経験者は全体の20.3%で年間58.8回、理由1位は「寝坊した」(25.1%)だった。

ビジネスの場において「5分程度の遅刻で相手の印象が下がるか」を聞くと、83.5%が「そう思う」と回答。また、打ち合わせで「相手が遅刻するとその会社が信用できない」と感じる人は75.5%、「遅刻が原因で取引を止めようと思った経験がある」人は24.1%だった。
遅刻は多大な影響を及ぼす一方で「自分が遅刻した場合に許されると思う」と感じている人は24.1%と「自分に甘く相手に厳しい人」もいる。

実際に遅刻をしてしまった時に、どのような対処がなされているのだろう。
遅刻が見込まれたときの相手への連絡手段を聞くと、「SNS(LINE)」が40.2%、「電話」が35.3%を占めた。
遅刻の言い訳ランキングを見ると、最も多かったのは「体調不良」(33.8%)だった。次に「電車遅延」(30.8%)、「前の予定が押してしまった」(9.9%)が続いた。
また、10年前に比べて「遅刻が減った」と思う人は80.8%で、理由はとして「スマホで遅延情報などを確認できるようになった」( 40.8%)、「スマホで乗り換え検索ができるようになった」(31.2%)、「スマホ定期で簡単にチャージが可能になった」( 16.1%)などがあがった。
調査は12月1日~5日、日常的に電車通勤をする男女1000人を対象にインターネットで実施した。