
東京都の亀戸にある弁当屋「キッチンDIVE」が、トンカツを1円で売るというイベントを開催した。ところがその後、同店の“中の人”が更新しているTwitterアカウントには「激安イベントで激安商品だけ買うのはどうかな~」とのツイートが。Twitterでは賛否の声が相次いだ。
1円のトンカツだけ買っていくのはアリ? ナシ?
12月16日に同アカウントは「1000リツイートしたらトンカツ1円で売っちゃうもんね」と呼びかけ、1,000リツイートを達成。翌日17日にトンカツを1円で売る運びとなった。
1000リツイートしたらトンカツ1円で売っちゃうもんね みんなでリツイート pic.twitter.com/LdpEY360iR
— キッチンDIVE (@divemamuru) 2017年12月16日
しかし当日には「1000リツイート達成記念1円トンカツ祭りをやって思った事。レジを担当してたスタッフに言われたんだけど1円トンカツだけを買っていったお客様が10人近く続いてしんどくなりましたと言われました。激安イベントで激安商品だけ買うのはどうかな~。おにぎり買うとか募金箱に10円入れてくれるだけで助かる」と投稿。1円トンカツだけを購入していく客に疑問を呈した。
1000リツイート達成記念1円トンカツ祭りをやって思った事。レジを担当してたスタッフに言われたんだけど1円トンカツだけを買っていったお客様が10人近く続いてしんどくなりましたと言われました。激安イベントで激安商品だけ買うのはどうかな〜。おにぎり買うとか募金箱に10円入れてくれるだけで助かる pic.twitter.com/alYkWhP03D
— キッチンDIVE (@divemamuru) 2017年12月17日
すると同ツイートには批判の声が上がってしまい、「サービスを提供している側が忖度を要求するのはどうかと…」「SNSで拡散を狙った告知をしといて、いざ販売した後に疑問を口にするのはいかがなものか」「そんなこと企画段階で想定できることでしょ」「まあ1円で販売したら消費者は1円で購入するでしょ」との声が。
一方で「1円で買う権利は確かにあるけど、モラルとして1円だけ払って店を出るのはさすがに…」「店側がこういうことを発信しても良いと思う」「最近は人情の欠片もない消費者様が増えたよな…」と賛同する声も上がっている。
1円商品炎上問題の真意
「キッチンDIVE」では以前からリツイート数に応じて1円で商品を販売しているのだが、なぜこのような破格のキャンペーンを行っているのか。12月16日に掲載された「J-CASTニュース」の記事で、同店の店長は「1000リツイートされると10万人位の人が見ます。そして当店の好感度も上がり、ご来店頂けるフォロワー様やお客様が増えますので、PR代として激安です」と答えていた。また売り上げを懸念する声については「赤字ですが、お客様は他の商品も買っていただけるので大丈夫です」と回答している。
12月26日には、例の“中の人”が更新しているTwitterアカウントで問題になったツイートの真意を説明。「お客様は神様です」としながら「1円トンカツ炎上問題での真意は炎上の炎で貧乏神様をお焚き上げするのが目的です」と語った。また「キッチンDIVEのツイッターのアカウントは企業アカウントではなくあくまで中の人のアカウントです」とも注釈を添えている。
【真意】1円トンカツ祭りで1円の商品しか買わない人がいるとしんどいな〜おにぎりだけでも買って欲しいなんて書いたら1円商品や無料商品だけを買おうと思っているお客様から嫌われますo(^▽^)oそりゃ炎上しますよ1円トンカツ炎上問題での真意は炎上の炎で貧乏神様をお焚き上げするのが目的です pic.twitter.com/4tBCydfcCz
— キッチンDIVE (@divemamuru) 2017年12月26日