
アニメ化もされたWEBサイト「うーさーのその日暮らし」でお馴染みのアニメプロデューサー・漫画原作者の宇佐義大さんが、Twitterの個人アカウント「@wooser」で“孤独死”について言及。全国の独身男性から悲鳴が上がっている。
“うーさー”の辛辣な発言に賛否の声
1月14日に宇佐さん(うーさー)は、「最近25〜30歳の若者に『ここからどんどん仕事が楽しくなってやり甲斐が出てきてつい仕事ばかりをしてしまうだろうけど30~35歳までに仕事の合間を縫って結婚しないとその先一気に一人で生きていく以外の選択肢がなくなるぞ』『孤独死したくなければ誰でもいいから籍を入れろ』と強く言って回っている」とツイート。30代中盤まで独身を貫いているビジネスパーソンに警鐘をならした。
最近25〜30歳の若者に「ここからどんどん仕事が楽しくなってやり甲斐が出てきてつい仕事ばかりをしてしまうだろうけど30〜35歳までに仕事の合間を縫って結婚しないとその先一気に一人で生きていく以外の選択肢がなくなるぞ」「孤独死したくなければ誰でもいいから籍を入れろ」と強く言って回っている
— うーさー (@wooser) 2018年1月14日
さらに同氏は「大抵のことを金で解決できる経済力が身に付いてしまう前に、他人と共に支え合って生きる意義や価値を理解する訓練をしておかないと一人で生きていく方が楽で自由に感じてしまうけど、突き詰めると金で買えないものもやっぱり色々あって、その必要性に気付く頃には相手を見付ける方法がなくなってるんや」と投稿。そして「いいからヤれ」と続けている。
大抵のことを金で解決できる経済力が身に付いてしまう前に、他人と共に支え合って生きる意義や価値を理解する訓練をしておかないと一人で生きていく方が楽で自由に感じてしまうけど、突き詰めると金で買えないものもやっぱり色々あって、その必要性に気付く頃には相手を見付ける方法がなくなってるんや
— うーさー (@wooser) 2018年1月14日
一連のツイートは世の独身男性たちに深く刺さったようで、「ほんとそれな(吐血)」「35歳に近づくとマジで結婚が遠のく…」「やっぱり結婚するなら20代が良いと思う。俺はもうおじさんだから孤独死を覚悟してるけど」といった声が上がった。
一方で“孤独死したくなければ誰でもいいから籍を入れろ”という文面には賛否の声が上がっており、「『誰でもいい』で結婚される相手がかわいそう」「パートナーは自分を看取るための道具じゃない」「うーさー好きだけど『誰でもいい』発言はさすがに支持できない」との意見も。しかし中には「『孤独死』うんぬんは主題じゃないでしょ」と冷静に指摘する人もいる。
現代社会は“結婚離れ”が深刻?
また今回のツイートには「こんなに価値観が多様化した現代で結婚を強要するような発言をするのはどうなの?」「仕事が楽しいのなら結婚せずに仕事を続けるのも幸せの1つの形なのでは?」といった声も上がっていた。
しかしこのような意見には「そんなこと言ってるから少子高齢化が進むのでは?」「『価値観の多様化』を言い訳にしてる人たち嫌い」「いいから結婚しろ」との反論も。厚生労働省の「平成28年度 人口動態統計特殊報告」によると婚姻件数は年々減少しており、2015年には最低記録を63万5,156組に更新。世間では人々の“結婚離れ”が問題視されている。