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元祖人気漫才コンビはなぜ人気絶頂で解散したのか、コンビ解消の仕掛け人はあの人物

放送も終盤に入ったNHKの連続テレビ小説「わろてんか」。その劇中、北村笑店の専務・武井風太(濱田岳)が、しゃべくり漫才で売り出し、人気を集めていた舶来家キース(大野拓朗)と潮アサリ(前野朋哉)にコンビ解消を切り出すシーンがあった。その目的は、東京でも漫才ブームを起こすためで、キースを東京に派遣し、アサリは大阪にとどめ、それぞれ新たな相方と組ませようとしたのだ。この提案にアサリは猛反発するが、キースに説得される形で最終的に受け入れた。ただし、彼は大阪でコンビではなくピン芸人として再出発する。
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コンビ解消の仕掛け人は「吉本のドン」だった


キース・あさりは、戦前に実在した漫才コンビである横山エンタツ・花菱アチャコをモチーフとしていることはあきらかだ。ドラマのなかでキース・あさりがコンビ別れしたように、エンタツ・アチャコも、結成からわずか4年後、人気絶頂にあった1934年にコンビを解消している。きっかけはアチャコが中耳炎で入院したことだった。この間にエンタツは杉浦エノスケと新たにコンビを組むことになる。
元祖人気漫才コンビはなぜ人気絶頂で解散したのか、コンビ解消の仕掛け人はあの人物
難波利三『笑いで天下を取った男 吉本王国のドン』。吉本興業の経営を長らく担った林正之助の評伝。林の生前の1988年に文藝春秋から刊行され、昨年、「わろてんか」放送開始のタイミングでちくま文庫から復刊された。カバーイラストの林の格好は、「わろてんか」で濱田岳演じる風太とそっくりだ

直木賞作家・難波利三『笑いで天下を取った男 吉本王国のドン』(ちくま文庫)では、エンタツのほうから相方を代えたいと、当時の吉本興業の総支配人・林正之助(「わろてんか」の武井風太のモチーフと思われる人物の一人)に申し出た様子が描かれている。これについて世間では、二人まとめて売らなくても、一人ずつ分けて売れば稼ぎも倍増すると計算して、コンビを別れさせたのではないかとの見方もあった。しかし、林はこの説を断乎否定したという。

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