「朝日新聞社採用チーム」のTwitter公式アカウントが3月26日に、「『リクルートスーツで来なくていいですよ』と共同宣言しませんか?」と各社の採用担当者に呼びかけた。この書き込みにSNSなどでは、様々な意見が寄せられている。

「朝日新聞社採用チーム」のツイートに賛否の声


以前から就活生を悩ませている、面接での「私服orスーツ」問題。朝日新聞社採用チームのツイートには「採用担当者は受験者の個性を見たいわけで、服装もひとつの自己表現です。でも、そう宣言すると、逆に受験者たちが迷ってしまうんですよね。どうしたらいいか、簡単なようで難しい…」とも綴られており、採用する側も頭を悩ませているようだ。


私服での面接にはSNSなどでも「確かに全員が似たようなスーツで来られたら採用担当者も困るよな」「『私服OK』の面接なのに深読みしてスーツを着ていく人いるけど、面接官のためにも私服でいくべきだと思う」と賛同の声が寄せられている。

一方で「『リクルートスーツで来なくていいですよ』って言い方だと、たぶん全員スーツでくる」との指摘も。ネット上では「『私服OK』って言われたから私服でいったのに、周りが全員スーツだった」などの報告が定期的に話題になっており、私服での面接に慎重な受験生も多い。そのため今回のツイートには、「『リクルートスーツで来たら選考の対象にしません』くらい言わないと意味ない」「初めから『個性的な服装で来てください』って明記すればいい」といった意見も少なくない。

また「そもそも服装で人の個性を見るのはどうかと…」「新聞社に入りたい人がなんで服装で自己表現しなきゃいけないの?」「『服装は採用の可否に関わりません』って宣言だったら評価してた」と反対する声も。私服で個性を判断できるという点に疑問を抱く人も多いようだ。

「私服OK」なら迷わず私服で行くべき?


「私服orスーツ」問題には、これまでも様々な意見が寄せられてきた。例えば、以前Twitterでこんな投稿も話題になった。「会社に『私服で来てね』って言われ、裏をかいてスーツ着るか迷うやつ、私服で行って落とされる場合は入社後も意味わからん空気の読み合いみたいなやつで時間を浪費すると思うので落ちたほうがいいし、私服OKなら何の問題もないので、やはり私服で行くのが正解なのでは」という提案で、面接の服装で変な読み合いを迫る企業には入るべきではないという。



その他、昨今は学生有利の売り手市場と言われていることから、ネット上では「ほっといても私服だのスーツだのでこだわってる企業は、勝手に淘汰されるでしょ」「スーツで来いって言われたらスーツで行く。私服OKなら私服で行く。それで落ちたら他に行くだけ」といった声も上がっている。
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