■X4／New Album『XXXX』インタビュー（1/3）
NHK 連続テレビ小説『べっぴんさん』（2016年）で大注目された俳優、松下優也 （YUYA）を中心に結成されたダンスボーカルグループX4が、アルバム『XXXX』をリリースした。俳優としての松下優也しか知らない人は、「こんなにも踊れる人なの!?」と驚くかもしれないが、俳優としてはもちろん、ソロ歌手としても全国ツアーを行う松下優也、ミュージカル出演にソロライブまで行う吉田広大（KODAI）という実力者を核に、振付もこなすT-MAX、ラップも担当するJUKIYAという4人全員がボーカルとパフォーマンスを行うグループとして、X4は着実に成長を重ねている。
4人体制になって初のアルバムで『XXXX』というセルタイトルを掲げ、「原点回帰」を計る彼らの心中とは？
（取材・文／坂本ゆかり）
原点回帰はしているけれど、各人のソロ曲もあるし、チャレンジの要素も多いアルバムになっていると思います
――今日は残念ながら、YUYAさんが舞台『ROMALE～ロマを生き抜いた女カルメン～』出演中で欠席となり、KODAIさん、T-MAXさん、JUKIYAさんの3人にお話をうかがいます。4人体制になって初のアルバムです。思うことも多かったのでは？
KODAI：2015年2月にインディーズ1stアルバム『XVISION』でデビューして、今作『XXXX』まで、本当にたくさんの経験をさせていただきました。今作はグループ結成時の目標である「全員がメインに」「全員の個性がしっかりとある」部分にフォーカスをおく意味で「原点回帰」ということだったんです。
YUYA
T-MAX：デビュー作『XVISION』は、個性が強い作品にできたと思っているので、もう一度、僕らの音楽性をしっかり聴いてほしいという気持ちがあって。原点回帰はしているけれど、各人のソロ曲もあるし、チャレンジの要素も多いアルバムになっていると思います。
KODAI：そう、ただ戻るだけじゃなく、この3年間にやってきたことも詰まっている帰り方なんです。
――自分たちが思う、『XVISION』のころの原点って？
KODAI：『XVISION』のころは、自分たちでカッコいいと思ったことをただやっているだけだったなぁ（笑）。
T-MAX：俺らがカッコいいって思うことは、みんなもそう思うやろって（笑）。
KODAI：そういうガムシャラ感というか、「俺らがX4やで！」ってツッパッてる感じが『XVISION』でしたね。
T-MAX：『XVISION』がX4のお披露目でしたから。
KODAI：そうそう。
どこまで自分たちを出せるかっていうのをすごく意識したアルバムでした。
――アルバムタイトルをグループ名と同じ『XXXX』にしたのも、「どこまで自分たちを出せるか」という意味で？
KODAI：そうですね。気持ちを引き締めるという意味でも、原点回帰という意味でも。
KODAI
――では、楽曲についてうかがっていきたいと思います。リード曲は「I'll give you all my life」ですが、こういう緩めのR&Bがリード曲というのも意外です。
KODAI：ストレートなR&Bの曲ですが、『XVISION』もR&Bが多かったんです。
リード曲というとわかりやすい感じだったり、ポップなイメージじゃないですか。あえてストレートなR&Bをリード曲にすることによって、今回のX4のチャレンジ精神がわかってもらえるんじゃないかな。
JUKIYA：友だちにも「聴いてるで、飽きない曲やな」って言われています（笑）。サビのメロディーとか聴き心地がよくて、プライベートでもよく聴いている大好きな曲です。歌っているときも楽しくて、レコーディングブースで踊りながら歌っていたら、マイクからどんどん離れちゃって、「声、遠いよ」って注意されました（笑）。
――前半にはYUYAさんがラップパートを歌っていますね。
T-MAX：YUYAくんはソロ曲でも自分でリリックを書いてラップしてましたけど、この曲では、けっこう本気出しちゃったなって感じですよね（笑）。
JUKIYA：僕もX4に入る前から「YUYAくん、ラップ上手いな」って思ってました。レコーディングの時もやっぱりカッコよくて刺激をもらいましたけど、ラッパーとしては、負けないようにしないと。
T-MAX：なんか、上からやな。
KODAI：今、勝ち越してるみたいな（笑）。
――本作には、各人のソロ楽曲も収録されています。
いつも「X4はそれぞれの個性が集まっているグループだ」とおっしゃっていますが、ソロ曲があることで、より強くそれを感じました。JUKIYAさんのソロ曲、「Rap Star」からお話を聞いていきましょう。
JUKIYA：初めて作詞作曲した曲がアルバムに収録されたのですごくうれしいです。みんながノレる勢いのある曲が作りたくて、フローもいろいろ考えました。渋谷のど真ん中でミュージックビデオを撮影したのですが、KODAIくんが来てくれたんです。
KODAI：一人での撮影だから、心配で（笑）。
信号が青になった瞬間に交差点の真ん中に行って、JUKIYAの周りをカメラがグルグル回るんですけれど、そのカメラの後ろで僕が（音を出すための）スピーカーを持ちながら走り回っていました。映ってないけど、スタッフとして頑張りました（笑）。
――というKODAIさんのソロ曲は、「花」です。
KODAI：僕も作詞と作曲をやらせてもらいました。音楽を始めた10代のころから作詞はちょこちょこやっていたんだけど、楽器をやっていなかったので作曲はしたことがなかったんです。1年前にギターを始めて、コードを調べながら初めて作った曲が、この「花」なんです。そこから曲作りも始めて、今ではソロライブのほとんどが自分の曲に。ソロライブに来てくださった方も、「花」が好きって言ってくださる方が多かったんです。歌詞では大切な人を失ったときの後悔を綴っているんですけれど、悲しみを伝えるというよりは、「こうすればちょっとは後悔が減るんじゃないか」っていう思いを伝えたくて作りました。
――インタビュー2へ
≪リリース情報≫
New Album
『XXXX』
2018.04.18リリース
※デジタル配信／下記の2タイプのパッケージCDはX4オフィシャルサイトおよびライブイベント限定販売となります
【初回生産限定盤】
TECX-1011 / ￥5,400（税抜）
※CD＋DVD＋36P写真集
※スペシャルパッケージ仕様
【CD Only盤】
TECX-1012 / ￥2,315（税抜）
［収録曲］
1. I'll give you all my life
2. Wanna touch in you
3. Girl
4. Wonderful life
5. Forbidden Love
6. Rap Star / JUKIYA
7. Thank You
8. 砂時計
9. Butterfly / 松下優也
10. Fillin' me with your love
11. Don't need words / T-MAX
12. Phantom Thief X
13. This is love
14. 花 / 吉田広大
15. ラストシーン
＜DVD＞ ※初回生産限定盤のみ収録
「I'll give you all my life」Music Video
松下優也「Trust Me」Live Video（2017.12.7）
吉田広大「花」Live Video（2018.3.4）
JUKIYA「Rap Star」Music Video
「T-MAXの日々の足跡 LA Movie Diary 特別版」
≪ツアー情報≫
【X4 LIVE TOUR 2018】
2018年4月28日（土）神戸 Harbor Studio
2018年4月29日（日）京都 MUSE
2018年4月30日（月・祝）金沢 AZ
2018年5月2日（水）仙台 Darwin
2018年5月4日（金・祝）福岡 DRUM Be-1
2018年5月6日（日）柏 PALOOZA
2018年5月11日（金）広島 CLUB QUATTRO
2018年5月12日（土）岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
2018年5月13日（日）高松 MONSTER
2018年5月15日（火）松山 サロンキティ
2018年5月17日（木）札幌 cube garden
2018年5月19日（土）浜松 窓枠
2018年5月20日（日）柏 PALOOZA
2018年5月11日（金）新横浜 NEW SIDE BEACH
2018年5月24日（木）Zepp Nagoya
2018年5月25日（金）Zepp Osaka Bayside
2018年5月31日（木）Tokyo
【吉田広大「KODAI SOLO LIVE TOUR 2018 ～吉田音楽堂～」】
2018年7月17日（火）愛知・名古屋 CLUB QUATTRO
2018年7月18日（水）大阪・なんば Hatch
2018年7月24日（火）東京・マイナビBLITZ赤坂
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