少女時代のテヨンが、日本での初のソロショーケースツアー『TAEYEON -JAPAN SHOW CASE TOUR 2018−』を開催し、6月29日(金)に大阪・オリックス劇場にてツアーファイナル公演を行った。6月15日の福岡公演を皮切りにスタートした本ツアーは、名古屋公演、東京公演、大阪公演と全ての会場がソールドアウト。
ピンクのペンライトの光に包まれる中、バンドの演奏をバックにテヨンがステージに登場すると超満員の観客は大歓声。テヨンは、「I」をダイナミックに歌唱しライブの幕をあけた。勢いを加速するように、ダンサーが加わってスウィンギンな「Up & Down」「Eraser」を熱唱。テヨンは、ライブ冒頭から圧倒的なボーカル力で観客を魅了していく。
MCでは、観客に笑顔で語りかけコミュニケーションしたりと、テヨンは気さくな人柄を発揮する。「初めてのショーケース楽しみにしていました! 今日は皆さんぜひ楽しんでください!」と語ると、観客から拍手が沸き起こった。
ライブでは、R&Bチューン「Night」では椅子を使ってセクシーにパフォーマンスし、「I GOT LOVE」では大人っぽいボーカルを聴かせたりと、楽曲に合わせた世界観で観客をテヨンワールドへと引き込んでいく。
モロッコで撮影したという新曲「Stay」のミュージックビデオがステージ上のLEDスクリーンに流れたあと、テヨンはステージで「Stay」を披露。爽やかなメロディのポップチューンをハイトーンを活かしたボーカルで歌い、会場のテンションをますます高めた。
「私と出会ってたくさんの経験ができたと言ってくれるファンの方がいました。そんな話を聞いて誰かに影響を与えていると知って、もっと自分のことを大切にしないとならないと思いました。
バラードコーナーに入ると、ピアノの演奏をバックに「Secret」を優しい歌声で届けていく。感情を込めたボーカルが映える「U R」を歌い上げ、続けて「Rescue Me」と、観客はテヨンの歌に酔いしれた。
「今回のショーケースを待っていてくださった皆さんが喜んでくれる歌を準備しました。皆さん一緒に歌ってください」との言葉に続けて披露されたのは、少女時代の楽曲「Indestructible」。あなたと私の強い絆を描いた歌詞を、テヨンはファンとともに大合唱し、会場は温かい一体感に包まれた。
バラードコーナーを終えると、空気をチェンジするように「Time Lapse」を披露。徐々にスケールの広がりを見せるアップチューンで、テヨンは完全に会場の空気をコントロールする。
気づけば、ライブも終盤戦。「カモーン!」の声から披露されたのは「Hands on Me」。弾けるようなナンバーで、会場はさらに盛り上がりを見せる。爽やかなメロディのポップチューン「11:11」をリラックスした雰囲気で歌ったあとは、ミディアムテンポのポップチューン「Why」を披露。
鳴り止まないアンコールに応えて、再びステージに登場したテヨンは、もうひとつの新曲「I'm The Greatest」を歌唱する。自分を肯定し鼓舞していこうという歌詞を、彼女は堂々としたボーカルで歌い切った。
MCでテヨンは「こんなに大勢の方が来てくださって、ほんとに胸がいっぱいです。応援してくれてありがとうございます」と声を上げると、観客も大歓声で応えた。
そして、韓国での1stフルアルバム収録の「Fine」を歌唱すると、会場から「WE LOVE TAEYEON」と書かれたカードサプライズが行われ、テヨンを驚かせた。そしてダブルアンコールでは韓国での最新曲「Something New」を歌い、観客を喜ばせた。
見事なまでのボーカル力、観客を誰ひとり欠かさず盛り上げていくエンターテイナーぶりなど、テヨンのソロアーティストとしての凄みをたっぷり堪能できた。テヨンのこれからの活動に期待の高まるショーケースライブとなった。
そして、新曲「Stay」、「I'm The Greatest」のデジタル配信が6月30日(土)よりスタートし、「Stay」のミュージックビデオも公開された。
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■少女時代 オフィシャルサイト