ベータテスト段階なので参加するには公式サイトからの応募が必要となる。筆者が申し込んだところ抽選に当選したので、「宮崎名物チキン南蛮バーガーセット」をアプリで購入して受け取るまでをレポートしたい。

モバイルオーダーの流れ
マクドナルドのモバイルオーダーは、大まかに以下のような流れで利用する。
(1)アプリ内でメニューを選択
(2)クレジットカード情報を入力
(3)店についたら「チェックイン」
(4)店内で番号を呼ばれたら商品を受け取る


アプリをインストール後に表示される案内では、注文内容の確定後すぐにクレカ決済するようにも読める。だが厳密には異なるようだ。店を訪れたことをGPSが検知し、ユーザーが「チェックイン」を押した段階で、支払いが実行される。それと同時に店員による調理が始まるのだ。では注文のステップを順番に見ていこう。
購入する商品を選ぶ
まず受け取り店舗と、注文の時間帯(朝マックかレギュラー)を選ぶ。今回は目黒駅前店を利用することにした。

メニューの一覧から「カートに追加」する商品を選択していく。メニューの分類は「クーポン」「夜マック」「バリューセット」「レギュラーメニュー」「ハッピーセット」「サイドメニュー」「スイーツ」「ドリンク」など。

クーポン利用で100円割安になる「宮崎名物チキン南蛮バーガーセット」をカートに入れた。ドリンクの中身もこの時点で選ぶ。
クレジットカード情報を登録

商品を決めたら次はクレジットカード情報を入力する。利用できるブランドはVISAとマスターカードだった。
ここで注文を確定する。ただし店頭にチェックインするまで決済は完了しない。注文内容に誤りがあればキャンセルすることもできる。

操作に迷うことなく注文が無事にできた。さて、編集部のオフィスからマクドナルド目黒駅前店まで商品を取りに向かう。

到着したのは19時ごろで晩御飯の時間帯。店内には注文を待つ人が10人近くいた。
店についたらチェックイン

スマホでモバイルオーダーアプリを開いてチェックイン。決済が完了した。「ただいまお作りしています!」の文字とともに、注文番号がスマホ画面に表示される。レジ前の順番待ちの列をすっとばせるのが気持ちいい。


この注文番号が店内モニターの「お待ち番号」欄の最後尾に追加された。モバイルオーダーの注文番号は頭に「M」がつくので目立つ。

5分も待たずに「モバイルオーダーのかた〜」と呼ばれて商品を受け取れた。
提供の早いマクドナルドでも時間帯によっては待たされることもあるが、このサービスが本格導入されればレジ前の混雑解消が期待できそうだ。
大量閉店のころが懐かしい

いまではマクドナルドは経営面でも絶好調だが、2015年10月に都内の店舗を大量閉店したことがあった。写真は神楽坂駅前店の営業最終日の様子だ。20人近くの店員が店の外に出てきて感謝のあいさつ。駆けつけた大勢の利用客や関係者に見守られながら閉店した。