10月からスタートするフジテレビ木曜劇場『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』の主題歌に、平井 堅が長年にわたり未発表のまま温めてきたラブバラード「half of me」が起用されることが決定した。平井 堅がドラマ主題歌を手がけるのは今作が17作目となり、フジテレビのドラマでは2008年放送の『ハチミツとクローバー』の主題歌「キャンバス」以来、約10年ぶりとなる。


この秋フジテレビ木曜劇場で放送される『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』は“セカンドライフに差し掛かった男女の切ない恋”を描くドラマで、原作は、1995年から「ビッグコミックオリジナル」(小学館)でロングランで連載されている弘兼憲史氏による大ヒット漫画『黄昏流星群』。2000年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなど高い評価を受ける名作だ。

今作では、短編オムニバスとなっている原作の中から傑作の一つと言われている第1集「不惑の星」をベースに、人生の折り返し地点を通り過ぎた男と女が図らずも落ちてしまったあらがえない運命の恋、その恋を取り巻く大人たちの人間ドラマが丁寧に描かれる。

左遷を命じられたエリート銀行員の主人公に佐々木蔵之介、娘の巣立ちに喪失感を抱く妻に中山美穂、その中山と心寄せ合うことになる娘の婚約者に藤井流星(ジャニーズWEST)、そして、主人公が運命の出会いを果たす孤独な女性に黒木 瞳と豪華メインキャストが出演する。

人生の折り返し点が近づき、これからの人生を考え始めた大人たちが、黄昏の空にきらめく流星のように最後の輝きを模索する大人の物語。演技派俳優として確固たる地位を築いてきた佐々木蔵之介が初めて王道ラブストーリー主演ということで、すでに注目が集まっている。

今回主題歌に抜擢された「half of me」は2009年7月の平井 堅のコンセプト・アコースティックライブ『Ken‘s Bar』で初めて披露され、ライブに訪れるファンのみに届けられてきたラブバラードで、未発表のまま、約9年以上も温められてきた楽曲。さらに今年開催20周年を迎えたその『Ken‘s Bar』のテーマ曲として知られる名曲「even if」の中で描かれるカップルのその後の未来を歌った楽曲でもあり、ドラマ『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』の世界観との奇跡的なリンクが実現し、今回の主題歌決定に至った。

■平井 堅 コメント
決して1つにはなれないけれど、だからこそ1つになりたいと願う。
生きるということは空白の半分を、欠損の半分を探す旅なのかもしれない。
そんな思いを書きました。

■佐々木蔵之介 コメント 
撮影のちょっとした合間、監督にこっそり呼ばれてスタジオの隅へ。

タブレットから洩れる小さな歌声。
その一角が、柔らかな優しい空気に包みこまれました。
平井さんの唯一無二の素晴らしい歌声が、今作を美しく彩り、物語に深みを与えてくださいました。
とても幸せです。

■プロデューサー高田雄貴氏 コメント
「いい年をした大人たち」は幾多の苦難に囲まれ、みな傷だらけです。
このドラマはそんな大人たちが不器用に純粋に走り回る話です。
そのため主題歌は、劇中人物のみならず、ドラマを見た全ての人を愛おしく包む歌にしたい、と望んでいました。
そんな包容力がある世界を歌えるのは平井堅さんしかいないと思い、お願いしたところ、「half of me」という素晴らしい楽曲をご提供いただけることになり、たいへん感謝しております。
初めてこの曲を聞いた時、広がる情景に心震えました。
ぜひ視聴者の皆さんも一緒にこの楽曲の世界に包まれていただきたいと思います。

■演出:平野 眞氏 コメント
ある日、平井堅さんのライブを見た知り合いから、興奮した様子で「センチメンタル」という曲を紹介されたのですが、淡く切ないノスタルジックなバラードで、一瞬にして“アーティスト平井堅”に魅了されました。
そして、撮影中に初めて「half of me」を聴いたのですが、想像していた以上に優しいフレーズと心のこもった声が流れてきて、その瞬間、必然的に画面で何を表現し何を演出すれば良いのか教わりました。

曲に左右されるのは稀なことで、とても新鮮です。

≪番組情報≫
フジテレビ木曜劇場
『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』
10月11日スタート 毎週(木)午後10時~10時54分
※初回は15分拡大

■CAST:
佐々木蔵之介
中山美穂
藤井流星(ジャニーズWEST)
石川 恋

礼二(中川家)

八木亜希子 
小野武彦 
黒木 瞳



■スタッフ
原作:弘兼憲史 「黄昏流星群」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載中)
脚本:浅野妙子
主題歌:平井 堅「half of me」(アリオラジャパン)
音楽:得田真裕
プロデュース:高田雄貴
演出:平野 眞、林 徹、森脇智延

■制作著作:フジテレビ

■あらすじ
主人公の瀧沢完治(佐々木蔵之介)は、入社以来仕事一筋、金融再編などの荒波の中、脇目も振らずこつこつと努力を積み上げ支店長まで登り詰めた銀行員。恋愛の末一緒になった妻の瀧沢真璃子(中山美穂)とも最近では会話が減り、年頃の娘・瀧沢美咲(石川恋)とも距離ができていたものの、平和な家庭生活とまっとうな人生をためらいなく受け入れていた。

そんなある日、理不尽な理由で取引先への出向を突然命じられてしまう完治。予期せぬ左遷宣告にショックを隠しきれず「なんだったんだ、俺の会社人生は…」と仕事一辺倒だった自分の人生に疑問を抱き始める。

どん底に突き落とされ、自分の人生を見失いかけていた完治は、ふとした思いつきで、「明日からスイスに行ってくる」と、単身スイス旅行へ……。傷を癒やすべくスイスアルプスにやってきた完治は、吹雪の中マッターホルンを目指しゴンドラに乗り込む。そこへ一人の日本人女性の姿が……。

品のあるたたずまい、知性あふれるその女性・目黒栞(黒木瞳)もまた単身旅行中。雪に包まれた山の頂を月が照らす夜、他人とは思えないほど意気投合する二人だが……。

一方、真璃子は夫が浮気をしているかもしれない、と疑いながらも思いを口にできずにいた。そんな真璃子もまさかの相手、娘の婚約者・日野春輝(藤井流星)と禁断の恋に落ちてしまい……。
許されない恋、募る思い……。胸の奥にぐっと抑えた三人の“恋”がドラマチックに動き出した時、心揺さぶられる大人たちの物語が幕を開ける。

≪ライブ情報≫
【Ken's Bar 20th Anniversary Special !! vol.3】
2018年11月23日(金・祝)北海道・北海きたえーる            2018年12月2日(日)福岡・マリンメッセ福岡
2018年12月8日(土)広島・広島グリーンアリーナ
2018年12月15日(土)宮城・セキスイハイム2018年12月23日(日・祝)神奈川・横浜アリーナ
2018年12月24日(月・祝)横浜アリーナ

■平井 堅 オフィシャルサイト
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