この度エキサイトミュージックで音楽分析記事を書かせていただくことになった、まいしろ（@_maishilo_）です！ どうぞよろしくお願いします。
記念すべきこの連載初回のテーマは「バンドマンの髪型」。
本題の前に「キノコカットとは何なのか」をハッキリさせておくと、今回は「比較的髪が長くて、毛先が内巻きになっている」髪型をキノコカットと定義しました。端的に言えば全体的に丸くて、マッシュルームを彷彿とさせるヘアスタイルですね。細かい種類は後ほど。
今回調べた対象は、2017～2018年に発売された雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」で特集・インタビューされたバンドメンバーの男性ボーカル・計144名。ボーカルの髪型って、バンドによっては結構コロコロ変わるんですが、今回はアーティスト写真・MVで2回以上キノコカットで出演しているボーカルを「キノコカット」と分類しています。
そういうわけで、結果がこちら！
「キノコカットである」23.6%、「キノコカットではない」76.4%。割とキノコカットだね！
なんとロキノンバンドの5組に1組以上がキノコカットという結果に。街を歩いていてもそんな頻度でキノコカットの方にはお会い出来ないので、巷で言われる「バンドマンってキノコカット多いよね？」は都市伝説ではなく真実でした。
とはいえ、キノコカットにも細かな種類があったりします（私も知らなかったけど）。ファッション用語ではいろんな名前が付いているらしいんですが、ここでは素人目線でざっくり3種に分けてみました。
それぞれわかりやすい具体例を挙げてみると、一番キノコ感が強い「前髪までキノコ」は「ないものねだり」のKANA-BOON・谷口鮪さん、より現代的なスタイルの「前髪以外はキノコ」は「skeleton」のcinema staff・辻友貴さん、かなりキノコ感の薄れる「刈り上げてるキノコ」は「容姿端麗な嘘」のTHE ORAL CIGARETTES・山中拓也さんがわかりやすいかと思います。
日常生活で特にキノコカットに触れない方が見ると、かなり微々たる違いだと思うんですが、よく見てみると結構違うので、時間がある方はぜひ見比べてみてください！
というわけでせっかくなので、上の3種でのうち「どのキノコが人気なのか」を出してみました。結果がこちら！
圧倒的に刈り上げキノコが人気だった。
恐らく、そこまでキノコ感が出ないからなんでしょうね。なんていうか、程よくキノコ。かくいう私も、来世で男性ボーカルになれたとしたら、迷わずこのキノコにすると思う。（笑）あと、思ったより「前髪までキノコ」の方がけっこういたのが意外でした。ビートルズのロックへの影響の大きさを感じますね……！
ちなみにオマケとして、もうひとつ、ロックバンド界隈で語られがちな「ロックバンドのボーカル、前髪長すぎ」問題も調べてみました。
対象は同じくバンドのボーカル144名なんですが、定義としては「目に入るぐらいの長い前髪を、サイドに分けずにそのまま前に垂らしている」髪型を「長い」と定義しています。
※例えていうと、「今宵の月のように」のエレファントカシマシ・宮本浩次さんは、前髪は長いけどサイドに分けて目に入っていないので「長い」には入れていないという形です
「バンドのボーカルの前髪はどれくらい長いのか」を調べてみた結果がこちら！
「長くない」58.3%、「長い」41.7%。めっちゃ長い！！！
まさかのキノコカット率を上回るという。さすがに私も調べながら「ボーカルってこんなに前髪が目に入ってるの？！」ってなりました。あと、メロコアやポップ・ロックは短い傾向、オルタナ・ロックは長いという「言われてみればそうだよね」な知見も一緒に得られました笑 バンドマンを目指す方は、ぜひ前髪を伸ばして形から入ってみてください！ サイドに分けないのがコツ、かもしれない……。
■まいしろ
社会の荒波から逃げ回ってる意識低めのエンタメ系マーケターです。音楽の分析記事・エンタメ業界のことをよく書きます。
Twitter：https://twitter.com/_maishilo_
note：https://note.mu/maishilo
記念すべきこの連載初回のテーマは「バンドマンの髪型」。
なぜこのテーマになったのか一応言い訳をしておくと、10月15日が「キノコの日」だったので、それにちなんで何かを調べてみようと思ったら「キノコカット」以外のものを思い付くことが出来なかったからですね。だって音楽で「キノコ」とか言われたら、キノコカットしか出てこないよね？！ というわけで（初回からこのネタでいいのかはわからないが）、今回は全力で「ロックバンドのボーカルの何％が『キノコカット』なのか」を調べてみたいと思います！
本題の前に「キノコカットとは何なのか」をハッキリさせておくと、今回は「比較的髪が長くて、毛先が内巻きになっている」髪型をキノコカットと定義しました。端的に言えば全体的に丸くて、マッシュルームを彷彿とさせるヘアスタイルですね。細かい種類は後ほど。
今回調べた対象は、2017～2018年に発売された雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」で特集・インタビューされたバンドメンバーの男性ボーカル・計144名。ボーカルの髪型って、バンドによっては結構コロコロ変わるんですが、今回はアーティスト写真・MVで2回以上キノコカットで出演しているボーカルを「キノコカット」と分類しています。
そういうわけで、結果がこちら！
バンドのボーカルは何%が「キノコカット」なのか？
「キノコカットである」23.6%、「キノコカットではない」76.4%。割とキノコカットだね！
なんとロキノンバンドの5組に1組以上がキノコカットという結果に。街を歩いていてもそんな頻度でキノコカットの方にはお会い出来ないので、巷で言われる「バンドマンってキノコカット多いよね？」は都市伝説ではなく真実でした。
とはいえ、キノコカットにも細かな種類があったりします（私も知らなかったけど）。ファッション用語ではいろんな名前が付いているらしいんですが、ここでは素人目線でざっくり3種に分けてみました。
バンドのボーカルの「キノコカット」種類
それぞれわかりやすい具体例を挙げてみると、一番キノコ感が強い「前髪までキノコ」は「ないものねだり」のKANA-BOON・谷口鮪さん、より現代的なスタイルの「前髪以外はキノコ」は「skeleton」のcinema staff・辻友貴さん、かなりキノコ感の薄れる「刈り上げてるキノコ」は「容姿端麗な嘘」のTHE ORAL CIGARETTES・山中拓也さんがわかりやすいかと思います。
日常生活で特にキノコカットに触れない方が見ると、かなり微々たる違いだと思うんですが、よく見てみると結構違うので、時間がある方はぜひ見比べてみてください！
というわけでせっかくなので、上の3種でのうち「どのキノコが人気なのか」を出してみました。結果がこちら！
バンドのボーカルの「キノコカット」種類
圧倒的に刈り上げキノコが人気だった。
恐らく、そこまでキノコ感が出ないからなんでしょうね。なんていうか、程よくキノコ。かくいう私も、来世で男性ボーカルになれたとしたら、迷わずこのキノコにすると思う。（笑）あと、思ったより「前髪までキノコ」の方がけっこういたのが意外でした。ビートルズのロックへの影響の大きさを感じますね……！
ちなみにオマケとして、もうひとつ、ロックバンド界隈で語られがちな「ロックバンドのボーカル、前髪長すぎ」問題も調べてみました。
対象は同じくバンドのボーカル144名なんですが、定義としては「目に入るぐらいの長い前髪を、サイドに分けずにそのまま前に垂らしている」髪型を「長い」と定義しています。
※例えていうと、「今宵の月のように」のエレファントカシマシ・宮本浩次さんは、前髪は長いけどサイドに分けて目に入っていないので「長い」には入れていないという形です
「バンドのボーカルの前髪はどれくらい長いのか」を調べてみた結果がこちら！
バンドのボーカルの前髪が長い割合は何%なのか？
「長くない」58.3%、「長い」41.7%。めっちゃ長い！！！
まさかのキノコカット率を上回るという。さすがに私も調べながら「ボーカルってこんなに前髪が目に入ってるの？！」ってなりました。あと、メロコアやポップ・ロックは短い傾向、オルタナ・ロックは長いという「言われてみればそうだよね」な知見も一緒に得られました笑 バンドマンを目指す方は、ぜひ前髪を伸ばして形から入ってみてください！ サイドに分けないのがコツ、かもしれない……。
■まいしろ
社会の荒波から逃げ回ってる意識低めのエンタメ系マーケターです。音楽の分析記事・エンタメ業界のことをよく書きます。
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