
歌手や俳優、そして声優など、多方面で活躍する加藤和樹。この度、加藤が台湾・台北市の観光大使に就任(https://www.excite.co.jp/news/article/E1537355182426/)。PR活動の一環として、台北に渡り撮影を行った。当記事の前編(https://www.excite.co.jp/news/article/E1543990740212/)では、加藤和樹が撮影を行った観光スポットをご紹介したが、台北には魅力的なスポットがまだまだたくさんある。そこで今回は、編集部おすすめスポットを厳選して紹介しよう。また、台湾土産の新定番として話題のスウィーツもご紹介する。
あの有名な魯肉飯を越えた!? おすすめの“台湾ご飯”鶏肉飯
“台湾ご飯”と言えば、最近では日本でも食べられる、八角の香りが食欲を誘う肉そぼろがけご飯「魯肉飯(ルーローファン)」が定番だが、「梁記嘉義鶏肉飯」でぜひ食べてもらいたいのが、店名にも冠している「鶏肉飯(ジーローファン)」。その名の通り、ご飯の上にほぐした鶏肉が乗り、甘みのある香り高いタレがかかったもの。そのままでもとても美味しいのだが、目玉焼きをトッピングするのが絶対おすすめ! 半熟の目玉焼きを崩して鶏肉とタレを絡めて食べてみて。魯肉飯よりさっぱりと、食欲がなくても食べ進められる。
●梁記嘉義鶏肉飯
台湾台北中山區松江路90巷19號
+886 2 2563 4671

台北随一のクリエイティブアート空間「華山1914」
「華山1914」は、日本統治時代に作られた国営の酒工場の跡地をリノベーションした、新しい台湾文化の発信地としての役割を果たす、クリエイティブアート空間。太い幹の大木と共存した古い建築物はそのままに、センスの良いカフェやシャレた雑貨ショップ、イベントスペース、ギャラリーなどが並んでおり、台湾のクリエイティビティを感じることのできる場所だ。音楽好きならご存じのライブスペース「永豐Legacy Taipei」があるのもココ。我々が取材で訪れた前の週には、コーネリアスが公演を行なっていた。
加藤のファンには台湾の方も多いそうで(松山国際空港に到着した際、現地のファンの方に握手を求められていた)、加藤も「日本でのライブにわざわざ来てくださるので、いつか台湾でもライブを行いたい」と言っていたので、「永豐Legacy Taipei」のステージに立つ加藤の姿を見ることができる日が来るかもしれない。
「華山1914」は敷地の外にも歴史を感じる古い建物が並ぶエリアがあったり、有名な観光名所「台北101」を望む場所があったりと、ここ一帯で何時間でも過ごすことができるだろう。
●華山1914
台北市八徳路一段1号
+886-2-2392-6180


深夜もグルメを満喫! 「士林観光夜市」
「夜市」は、日本で言うお祭りの縁日や屋台のようなお店がたくさん立ち並ぶ観光名所で、地元のB級グルメを夜遅くまで楽しむことができる。その中で台北最大なのが「士林観光夜市」。地下にあるフードコート「美食区」には水槽や生簀なども並び、日本では見たことのないようなグルメも楽しむことができ、まさに「台北の台所」といった様子。ここにはテーブルと椅子が並んでいるので、食べ歩きは地上で、ゆっくりとしたい場合は地下でと、用途に応じて使い分けも可能だ。
●士林観光夜市
台北市大東路、基河路周辺

台湾で人気の遊び「海老釣り」は魅惑のスポット
日本でも釣り堀はあるものの、「海老釣り」というのは初めて聞く人も多いのでは? じつは台湾ではポピュラーな遊びなのだそう。士林エリアに、いくつも「海老釣り」の店が並ぶ場所があり、中には24時間営業の店舗も。屋内なので雨の日も遊べ、釣り道具は用意されていて、借りることができるので、手ぶらで気軽に寄れるのだ。しかも自分で釣った海老はその場で調理して食べることができるので、コンロで塩焼きにした海老をつまみに台湾ビールを呑みながら、釣りにいそしむ人の姿も。場内には、おこぼれをもらおうとする猫もいて、癒されること間違いなし。
●外雙溪車輪釣蝦場
台北市士林區至善路2段485號
+886-2-2841-4226


台湾土産の新定番! ホテルオークラの「ヌガー」は超おすすめの絶品
金融ビジネスや有名高級ブティック、高級レストランが集まる中山南京商業エリアの中心にある五つ星ホテル「オークラプレステージ台北」。言わずと知れた、由緒あるホテルだ。ここの1F「The Nineベーカリー」で販売している“ヌガー(牛軋糖)”はお土産にぴったりな一品。まったく宣伝していないにも関わらず、口コミで評判が広がり、常に多くの人が買い求めに訪れるというのも納得の美味しさだ。
ここでぜひおすすめしたいのが、ヌガーギフトセット。360元/16個入り、500元/32個入り、750元/48個入り、それに、980元/64個入りの4サイズがラインナップ、一つ一つ違ったデザインのパッケージに入っており、思わず“パケ買い”したくなる可愛さだ。
オブラートに包まれたヌガーは、口に含むと、芳醇なミルクの優しい甘みと、ぎっしり詰まったピーナツとマカデミアナッツの香ばしさが口いっぱいに広がる、あとを引く美味しさだ。ヌガーはすべてホテル内で手作りしており、パッケージデザインまでも行なっているという。また、1個からバラ売りも行っているパイナップルケーキも超おすすめ。香り高いパイナップルの自然な甘さで、スウィーツが苦手な人でも美味しくいただけるだろう。
台湾土産の新定番と評判のヌガー。人と差がつく、センスの良いお土産を求めている人にはぜひおすすすめしたい一品だ。
●オークラプレステージ台北(大倉久和大飯店)
The Nineベーカリー
台北市南京東路一段9號(1F)
+886-2-2181-5138

グルメ、遊び、お土産……すべてが集約された人気の「永康街」
世界的に有名な小籠包の鼎泰豊(ティンタイフォン)の本店がある永康街も観光客に人気のエリア。この一角に、常に行列の絶えない屋台がある。「天津葱抓餅」がそれで、おばちゃんがヘラで焼く、「葱抓餅」という日本で言うところのネギ焼きのようなものが売られている。ワンハンドで食べられる、いわゆる“粉もの”だ。
手際よく、大胆に焼かれる「葱抓餅」。販売しているのは、何も入っていないベーシックなもの、卵入り、台湾バジル+卵入り、ハム+卵入り、チーズ+卵入り、全部入りの6種類で、加藤のお気に入りは、ハム+卵入り。甘めの生地に肉のうま味の詰まったハム、プルプルの卵と、ファーストフードながら、深い味わいのある、ぜひおやつに食してほしい一品だ。
このほかにも永康街には、タピオカドリンクのお店やお土産屋、雑貨店など、楽しいショップがたくさん!
●天津葱抓餅
台北市永康街6巷1號
+886-2-2321-3768

加藤和樹 インタビュー
Feel Taipei ~台北の旅温度を感じる~
台北での撮影を終えて
――2泊3日の台北撮影旅行を終えて、どんな印象を持ちましたか?
加藤:すごく濃密な時間を過ごしましたね。スケジュール的にはわりとゆったりだったんですけど、一つ一つの場所だったり撮影風景だったり食べ物だったり、事細かにまわれたなという印象があります。
――ブラボーとの再会もありました。
加藤:ブラボーとの時間もすごく楽しかったですね。ブラボーも忙しいなか時間を割いて来てくれて、楽しく撮影やコミュニケーションができましたし。
――そう、じつはブラボーは多忙なんですよね(笑)。10年前にいらした時と比べるとどうでしたか?
加藤:食べ物の味や街の空気など、進化してましたね。

――近年、観光客に人気ということもあり、新しい施設などもたくさん出来ていますしね。
加藤:進化しているんだけど、懐かしさや“帰ってきた”感もあるんですよね。それが僕はすごく居心地がよかった。日本人の僕にもなじむ空気。きっと皆さんの肌にも合うんじゃないかなと思います。もちろん海外なんですけど、構えて海外に行こうっていうのではなく、気軽に来られるし、日本語もわりと通じるし、現地の言葉で話せなくても、文字を読めばなんとなくわかりますからね。
――たしかにそうですね。私も滞在中、ほぼ日本語しか話していません(笑)。
加藤:この記事を読んだ方には、ぜひ台北に来てほしいですね。僕が感じた居心地の良い旅温度をぜひ皆さんにも感じてほしいと思います。現地の人はみんなとてもやさしかった。台湾グルメもぜひ味わってほしいですし、あとは昼間と夜の風景の差も体感してほしいです。「台北101」は、昼はすごく気持ちよくて、高さもあって圧倒されるんですけど、夜は幻想的で、摩天楼じゃないですけど、不思議な独特の世界観に包まれる。イルミネーションの灯りも派手過ぎず、温かみのあるライトアップで、すごく魅力的。台北の昼と夜の顔の両方を楽しんでほしいです。
――「Feel Taipei ~台北の旅温度を感じる~」というキャッチフレーズはまさしくですね。
加藤:はい、「台北の旅温度」を、ぜひ実際に足を運んで感じてください!
――台北観光大使の加藤和樹さん、ありがとうございました!

■Feel Taipei オフィシャルサイト
協力:台北市政府観光伝播局