平原綾香、デビュー15周年記念ライブで映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版エンドソング初披露
撮影/西岡浩記

シンガーソングライターの平原綾香が、12月17日(月)に『L'ULTIMO BACIO Anno 18 15th Anniversary「平原綾香 デビュー15周年記念 一夜限りのスペシャルライブ」』を東京・恵比寿The Garden Hallで開催した。12月17日は、2003年の同日にシングル『Jupiter』によりデビューを果たした記念日であり、この日はそれから15年という節目にあたる。


オープニングではサプライズで客席から登場し、コンサートの冒頭を飾るにふさわしいアップテンポな曲、アドベンチャーワールド40周年オリジナルテーマソング「5つの魔法」で始まった。MCでは、「なんとかするしかないと思って、幾度となく、コンサートのこの舞台に立ってきました。本当に15年間、いろんなことがあって大変だったけど、こうして今日も、ずっと応援してくださってる方々がたくさん来てくれたと思います。しっかり今日は、この12月17日にしかやらないことをたくさんやりますので、皆さん覚悟しておいてください!」と勢いよくスタート。

そしてこの季節に相応しい、デイヴィッド・フォスターによるクリスマスソング「Christmas List」のカバーや、今年5月にリリースした15周年記念アルバム『Dear Music ~15th Anniversary Album~』に収録された、新たに16年目を踏み出すにぴったりな曲、いきものがかりの水野良樹氏を作詞・作曲、編曲に亀田誠治氏を迎えて制作された「これから」を歌った。

平原綾香、デビュー15周年記念ライブで映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版エンドソング初披露
撮影/西岡浩記


さらには、15年のキャリアに改めて思いを馳せるかのように、「スマイル スマイル」「Hello Again, JoJo」「心」「朱音 あかね」「ケロパック」「NOT A LOVE SONG」「今、風の中で」といったシングル・コレクション・メドレーも披露。


そして本編ラストは、「デビューが決まってから、歌を歌うために何をすればいいか、そんな旅が始まりました。そして、学校でホルストの『木星』を聴いて、『Jupiter』をシングルにしたい、デビューアルバムに入れたいとお願いして……そして今、ここに居ます。本当に、いろんな機会をくれる人が居たからこそ、ここに居るんだなということを感じています。そして、聴いてくださっている方が居るから、こうやってできるんだなと、本当にありがたく思っています。自分の声がある限り頑張ってまいりますので、16年目も、これからも暖かく応援してください。本当に今日はありがとうございました」と語り、デビュー曲「Jupiter」で締めくくった。


平原綾香、デビュー15周年記念ライブで映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版エンドソング初披露
撮影/西岡浩記

平原綾香、デビュー15周年記念ライブで映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版エンドソング初披露
撮影/西岡浩記


そしてアンコールでは、「JOYFUL JOYFUL」で父・平原まことのサックスと共演、さらに続く「MOSCOW」では平原綾香もソプラノ・サックスを手に取り、親子でのサックス共演を見せた。そして最後に、「実はもう1曲!」と言うと、先だってメリー・ポピンズ役の吹替声優を演じることが発表された、2019年2月1日(金)に全国公開される映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版において、セリフと劇中の歌の吹替えのみならずエンドソング「幸せのありか」も歌うことを自らの言葉で発表、「今日はそれを初披露したいと思いま~す!」と言うと、客席は大歓声に包まれた。

続けて、「本当にすごく嬉しいです。この歌の原題は、“失くしたものが住む場所”で、メリーが、亡くなってしまったお母さんに会いたいと言う子供たちに、お母さんは居なくなったわけではなくて、ただここに居る、だからちゃんとあなたたちを見守ってるわよ、と諭す、そういうすごく素敵な場面で歌われる曲なんです」と語り、自らの歌で、その「幸せのありか」を披露すると、ホールは優しく幸せな空間に包まれて、2018年の締めくくりと2019年の幕開けを祝うに相応しい歌で、この日の公演を終えた。なお、吹替声優とエンドソングを同一人物が担当することは、ディズニー映画の日本版では史上初の快挙となる。

平原綾香、デビュー15周年記念ライブで映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版エンドソング初披露
撮影/西岡浩記

平原綾香、デビュー15周年記念ライブで映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版エンドソング初披露
撮影/西岡浩記


今年日本で初上演されたミュージカル『メリー・ポピンズ』でメリー・ポピンズを演じて、その圧倒的な歌唱力とダンス・パフォーマンスはファンの心を鷲づかみ、“日本でメリー・ポピンズ役をこなせるのは彼女しかいない!”と改めての大抜擢となった。
吹替え収録現場に立ち会った、30年以上に渡りディズニー・キャラクター声優監修の総指揮を務め、全世界における外国語版のキャスティングも指揮するリック・デンプシーは、「彼女はまさにこの映画に登場するメリー・ポピンズのイメージにぴったりだったよ! 彼女は、英語版に登場するエミリー・ブラント(メリー・ポピンズ役)と上手く一体化しつつも、彼女自身のメリー・ポピンズを演じたんだ」と大絶賛したほど。

本作は、すでに第76回ゴールデングローブ賞4部門、アニー賞5部門にノミネートを果たしており、今後の賞レースにも俄然期待が高まっている。


平原綾香、デビュー15周年記念ライブで映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版エンドソング初披露
(C)メリー・ポピンズ リターンズ


≪映画情報≫
2019年2月1日(金)全国ロードショー
『メリー・ポピンズ リターンズ』 

【吹替え版主要キャスト】
メリー・ポピンズ(エミリー・ブラント):平原綾香
マイケル・バンクス(ベン・ウィショー):谷原章介
ジャック(リン=マニュエル・ミランダ):岸祐二
ジェーン・バンクス(エミリー・モーティマー):堀内敬子
トプシー(メリル・ストリープ):島田歌穂
ジョン・バンクス(ナサナエル・サレー):加藤憲史郎

≪リリース≫
V.A.
『メリー・ポピンズ リターンズ オリジナル・サウンドトラック』
2019.01.30リリース

【日本語盤】
UWCD-1014 / ¥2,700(税込)
【英語盤】
UWCD-1015 / ¥2,700(税込)
【デラックス盤】
UWCD-1016~17 / ¥3,700(税込)

平原綾香、デビュー15周年記念ライブで映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版エンドソング初披露
※こちらは英語盤ジャケットです