
ミンホ(SHINee)が、2月23日(土)、24日(日)に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで初のソロファンイベント『CHOI MINHO FANMEETING -Best CHOI’s MINHO-』を開催した。2日間のイベントはソールドアウトし、両日通じて20,000人を動員。
満員に膨れ上がった会場にミンホが登場すると、大歓声が沸き起こる。白いシャツにベストを着たミンホは、マルーン5「サンデイ・モーニング」を歌唱。ソフトなメロディを笑顔で歌う彼は、SHINeeのイメージカラー、パールアクアグリーンの光に埋め尽くされた会場を温かい空気に包んだ。
ここからは、お笑いコンビ・どりあんずの堤太輝と平井俊輔が司会を務めトークを交わしながらイベントは進行していく。「炎のカリスマ、ミンホ!」の呼び込みで改めてステージに現れたミンホは、「SHINeeのミンホです! 初のファンミーティングへようこそ!」と声を上げる。初のファンイベントへの意気込みを聞かれると、「僕の体を燃やすつもりでがんばります!」と力強く答えた。
イベントの最初のコーナーは心理テスト。先生を迎えて、ミンホの深層心理を4択のテスト形式で探って行こうという企画だ。テストの中には、“草原に咲いている一輪の花を見てあなたはどう思いましたか”という質問もあった。この問いに、ミンホは“せっかく咲いているのに、手折るなんてできないと思ってただ見ていた”という答えを選択。
次のコーナーは、俳優チェ・ミンホにスポットが当てられた。彼が出演してきた映画やドラマの映像が流れ、演技への気持ちが語られていく。ミンホはこれまで、映画4本、ドラマ8本に出演。9年前、18歳のときに出演したドラマ『ピアニスト』が演技デビュー作だという。「初めてのドラマだったので、今も忘れられないです。ピアノの練習もがんばりました。最初の撮影が車のシーンだったんですが、そのときの天気、空気、感情とかも覚えてます」と当時を振り返る。
続けて、俳優への興味、演技へのこだわりについて、「僕の子供の頃の夢はサッカー選手だったんですが、2番目の夢が俳優だったんです。



SHINeeのミンホ、俳優チェ・ミンホとの違いを聞かれると、「メンバーがいないことが一番の違いです(笑)。メンバーがいるとたくさん助けてもらえるけど、俳優のときは一人で全部がんばらないといけないので、メンバーたちのありがたさがすごくわかります。ありがとー!」と、韓国にいるメンバーに向かって感謝の言葉を叫んだ。さらに、日本の映画、ドラマは見ますかという質問に、「もちろんです。『プライド』『君の膵臓をたべたい』『海街diary』とか大好きです」と回答した。
ここで、どりあんずから「いきなりなんですが、演技を見せてくれないですか?」と無茶振りされたのだが、ミンホは「いいですよ」と笑顔で快諾。ドラマ『初めてだから』のセリフを、特別に日本語バージョンで披露。「僕、君に狂いたい!」というセリフをバッチリ決めると黄色い歓声が沸き起こった。ミンホは思わず照れ笑い。いきなりの無茶ぶりにも、サービス精神たっぷりに観客を楽しませるミンホ。
そして、ミンホは日本のアーティストの曲を披露。「好きなアーティストであり俳優さんの曲を歌います」と語ると、福山雅治「Heart」を歌唱。マイクを握りしめ、愛する人への気持ちを熱いボーカルで歌い上げ、会場全体を魅了していった。
さて次は、スポーツ万能なカリスマMINHOのコーナーに突入。なんと、この場でギネス世界記録に挑戦しようというのだ。彼がチャレンジするのは、“1分間に座った状態で成功したバスケットボールのフリースロー最多記録”という題目。ギネス記録公式認定員、審判員、測定員も同席し、20回以上だとミンホの名前が世界記録として掲載されるという本格的なチャレンジである。
あぐらをかいた状態からフリースローでゴールを狙うかなりの難易度な競技だが、スポーツの勝負にこだわりを持つミンホは闘志を燃やす。ファンの声援を手に集め、真剣な眼差しでボールを投げ続ける。1分間スローイングし続けるのは、相当な疲労度のはず。しかし彼は、連続ゴールを決めるなどカリスマMINHOぶりを発揮。
続いてのゲームコーナーでは、借り物競争が行われた。ボックスから引いた紙に書かれたアイテムを、ミンホがファンの客席を回って借りてくるというもの。なんと彼は、3階4階スタンド席、アリーナ席と会場の全てのスペースを順番に回り、ファンからお題のアイテムを借りてきたのだった。お題のアイテムは、バスタオル、マフラー、二千円札、SMTOWN LIVEのペンライト、韓国のファンミーティングチケットなど、簡単なものからハードルの高いものまで様々。中には、ミンホのサイン入りボールというレアアイテムを持参している人もいた。ミンホとファンが一緒になって、ゲームを楽しむ時間となった。



イベント後半戦は、ミンホのステージタイム。ダンサーとともに、チャーリー・プースの「アテンション」に乗せて、カッコよさたっぷりのダンスパフォーマンスを見せる。続けて、マイクを握りトロッコに乗り込んだミンホは、SHINeeの「3 2 1」「Boys Meet U」「Diamond Sky」を観客の間近で熱唱。会場の熱量がますます上昇する中、ステージに戻った彼は、SHINeeのメドレーをダンスパフォーマンス。しなやかさと切れ味を合わせ持つダンスで、「Sherlock」「Good Evening」「LUCIFER」「Everybody」といったキラーチューンをパフォーマンスし、全ての観客を魅了した。
まさに楽しい時間はあっという間。イベントの終わりの時間が近づいてきた。「どうしても、みなさんと一緒に楽しむ時間を作りたくてこのステージを準備しました。こうして、みなさんと思い出を作ることができてほんとに幸せですし、会いにきてくれてほんとにありがとうございます」と感謝を述べるミンホ。「最後にみなさんに聴いてもらいたい曲があります」と語ると、SMAPの「夜空ノムコウ」を歌唱。彼は、言葉を噛みしめるような表情でしっかりと歌を届けていく。切なさの先にある明るい夜明けを感じさせる歌詞が、観客の心に染み渡ると、大きな拍手が沸き起こった。
最後のMCで、ミンホは現在の思いを観客に伝えていく。
「みなさんに心を込めて歌いましたが、伝わりましたか。みなさんと僕は、お互い信じていきたいと思います。これから少し離れることになりますが、夜空を見るといつもみなさんとつながっていると思うようにします。みなさんもそうしてほしいです。
ミンホの初のファンイベントは、楽しく熱く温かい彼のパーソナリティーがたっぷりと伝わる濃密な空間となった。次に彼がステージに戻ってくるときは、どんな成長した姿を見せてくれるのか。そのときを楽しみに待とう。
■SHINee オフィシャルサイト