
宮城県の石巻市街地、網地島、牡鹿半島、松島湾にて約2ヶ月間に渡って開催される『Reborn-Art Festival 2019』(以下『RAF2019』)のオープニングを飾る音楽イベント『転がる、詩』(読み:コロガル、シ)が、8月3日(土)4日(日)に石巻市総合体育館で開催され、両日チケットが完売。2日間で約5400人を動員した。
イベントには櫻井和寿、宮本浩次、Salyu、青葉市子が出演。『RAF2019』実行委員長を務める小林武史が率いるバンドによる、緻密で繊細な演奏と、日本の音楽のオリジナリティである「詩」が果たしてきた文学的な役割に着目した選曲で、それぞれのアーティストの様々な時代の名曲が揃い、ここ石巻でしか聴けない特別なセットリストとなった。







また、現代アーティスト中山晃子の即興によるAlive Paintingと歌詞を映し出す演出によって、それぞれのアーティストの世界と「詩」の持つエネルギーに会場中が引き込まれ、熱い幕開を飾った。
『Reborn-Art Festival 2019』では、今年のテーマ「いのちのてざわり」に思いを馳せ、7つの展示エリアで7組のキュレーターとともに約70組のアーティストの様々なアート作品たちが石巻市街地と牡鹿半島の各エリアが豊かな自然とともに彩られ、複数の展覧会が連なるように各エリアに展示されている。初日の3日には実行委員会の面々が一同に介し、オープニングセレモニーを行った。
二日間ともに、市街地~半島まで多くの来場者がアートを鑑賞。ガイドによる解説付きで作品鑑賞を楽しむことのできるオフィシャルバスツアーは満員となった。





■小林武史コメント
『Reborn-Art Festival 2019』の準備は、「アート」も「食」も「音楽」もこの8月3日(土)の開幕に向けて進めてきました。
その先陣を切る形で、2日間の「転がる、詩」オープニングライブが終了しました。
この石巻という場所でやるために、言葉に寄り添って視覚で音楽を感じてもらえるように作り上げたライブでしたが、会場の皆さんの熱気とともに、その臨場感が演出のすべてとなりました。
まさに、『RAF2019』のテーマである「いのちのてざわり」が満ち溢れていたライブでした。
タイトル「転がる、詩」は、バンドRolling Stones「転がる、石」にかけていることをステージで櫻井くんも言っていましたが、願っていたとおり、想いはここにとどまらずに9月29日まで行われる『RAF2019』にずっとつながっていく、まさにそういう始まりのライブになったと思っています。



■『Reborn-Art Festival 2019』 オフィシャルサイト