今回は、「目」が入っている難読地名を読んでみよう。

何と読む?「目尾」

福岡県北部の飯塚市にある地名。
江戸時代には長崎街道にある筑前六宿のひとつとして賑わっていた。
さて、
「目尾」
は
何
と
読
む
の
か
?
正
解
は
「しゃかのお」。
「目」を「しゃかの」と読むのはなぜか。
「サカン」と呼ばれる律令制度の役職名があり「目」の字が当てられていた。
「サカン」が「しゃかん」に転じ、「目尾」が「しゃかのお」になった。
何と読む?「眼目」

富山県中新川郡上市町にある地名。
さて、
「眼目」
は
何
と
読
む
の
か
?
正
解
は
「さっか」。
「さっか」も「しゃかのお」と同様に、役職名が由来だとされている。
役職名「サカン」は、補佐官の佐官だが、「目」の字が当てられることがあった。
この「目(サカン)」が「さっか」となまった。
なぜ「目」の前に「眼」を足したのかは、あれこれ調べたけどわかりませんでした。
【過去問】
何と読む?「珍珠」

→「珍珠」の読み方は
(テキスト:米光一成 タイトルデザイン/まつもとりえこ)