草なぎ剛 「僕もいつか本物のギター弾きになりたい」 初ワンマン終了後の会見で決意を明かす

■草なぎ剛『草なぎ剛のはっぴょう会』囲み会見
2019.11.28(THU)at 昭和女子大学人見記念講堂


ギターを始めて7年。自身初のワンマンライブ『草なぎ剛のはっぴょう会』を終えた草なぎ剛が囲み取材に応じた。


隣の部屋でのコメント録りを終えて、記者が集まる会議室に入ってきた草なぎ。開口一番、「横で僕のコメントを聞いてたじゃないですか!(笑)」と笑わせると、続けて「皆さんすみません、お集まりいただいて。ありがとうございます」と礼儀正しく挨拶をした。

まず最初に、「ライブを終えた今、ギターを弾いてお客さんに歌を届けるということは自身にとってどういうことだと思うか」という質問。草なぎは「会場に来てくれた方が、(草なぎの曲を聴いて)気持ちが動いてくれたら嬉しい」と語り、「これまでも音楽に触れ、コンサートもやってきましたが、新しい音楽の世界に飛び込んだという感じ。気持ちいいです」と晴れやかな笑顔で返答した。

草なぎ剛 「僕もいつか本物のギター弾きになりたい」 初ワンマン終了後の会見で決意を明かす

続いては、7年続けてきたギターについて。記者から「ギターが上手くなっていたが、どれくらい練習をしているのか」と聞かれると、ギターにはほぼ毎日触っていると言う。だが、7年経っても“F”のコードが押さえられず、「それが悔しくて!」と感情をあらわに(笑)。「その怒りのパワーを音楽に変えて、ロックしたい」と語った。

さらに、昨日のゲストの奥田民生氏に「オマエ、45(歳)で弾き語りもしたことねーのかよ! 45で初めてって遅すぎだよ」といじられたことを告白。そして、自分でリズムを作り出す弾き語りは、カラオケをバックに歌うのとは違う「まったく新しい感覚」と表現。
「それゆえに、今までも歌はやってきたんですけど、また違う自分の感情が出てくる感じがあるので、楽しいなと思います」とピュアな気持ちを言葉にした。

続いて、数百万円もするヴィンテージのデニムやジャケット、ハーレーダビッドソンなどの大型バイクが並べられたステージセットについての質問。飾られていたものはほぼ私物で、なんと「総額2億」だという。大事に集めてきたものであるため、スタッフに任せることができず、朝から自ら搬入を手伝ったそうで、搬入を終えた頃にはすっかり疲れてしまったという。そして、並べ終えたセットを「ずっと見ていられる」と、しばし眺めていたのだとか。

草なぎ剛 「僕もいつか本物のギター弾きになりたい」 初ワンマン終了後の会見で決意を明かす

「自分の人生が詰まった」セットを前に、「全部本物だな……。一つ、偽物があるとするなら、それは僕の歌とギターのテクニックだと、ライブの前に途方にくれた」と笑わせ、「僕もいつか本物のギター弾きになりたい」と、決意を明かしてくれた。

そして、和田唱、奥田民生、田島貴男、斉藤和義という豪華ゲスト陣との共演に、「これが本物のギター弾きだと一番近くで感じることができたので、それを今後、僕の血肉として、皆さんに(歌とギターに想いを乗せて)届けられる僕に生まれ変わりたい」と、今後の活動への意欲を示した。

終始、新たな挑戦に目を輝かせながら、はつらつとした表情を見せた草なぎ。会見で語ったように、その挑戦や経験の一つ一つを自身の血と肉にし、草なぎ剛は今後も我々の気持ちを動かし続けてくれるにちがいない。
(取材・文/田上知枝、撮影/新保勇樹)

※「なぎ」の字は弓へんに「剪」

【レポート】草なぎ剛 愛するギターを手に初のワンマンライブ「新しい感覚、新しい音楽に触れた」

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