時間が経つにつれて、食卓の中央にある皿からは料理がどんどん消えていった。
遼のラタトゥイユ、チキンロースト、ピンチョス――
まるで競うように誰かが手を伸ばし、「これも美味しい!」と絶賛していく。

私のキッシュは、誰の箸もつかなかった。

【漫画】ホームパーティーで私の料理だけ手つかず…悲しかった【料理上手の夫に嫁が嫉妬 Vol.3】


パーティが終わって片付けを始めるとき、
私の皿だけが、原型をとどめたまま残っていた。

それを見た瞬間、胸がギュッと締めつけられた。

味が悪かったのかもしれない。
でも、それ以上に悲しかったのは、“存在がなかったことにされた”感覚だった。

「楽しかった〜また呼んで!」
「遼くん、次はスイーツも作ってよ!」

最後まで“夫の料理”の話題で盛り上がる友人たちに、私はうなずくだけだった。

笑顔は、痛かった。

“私がいる意味って、何?”
そんな考えが頭をよぎったあの日から、
私は少しずつ、静かに壊れていった。
※本記事は一部生成系AIを利用しています。