窪塚洋介、映画『フロントライン』公開へ向け想い「観客も含めて登場人物」 

俳優・窪塚洋介が12日、自身のインスタグラムを更新。6月13日(金)に公開される映画『フロントライン』への想いを綴った。


窪塚はこの作品について、「あの2020年の横浜で/日本で/世界で 何があったのかというドキュメンタリーと言っても過言ではない」とし、観客も含めて「全ての人が登場人物」となるような、普遍的かつ強烈なメッセージ性を持つ映画だと紹介している。

窪塚が演じた仙道行義という役のモデルは、実在の医師でありDMAT(災害派遣医療チーム)として命を守る最前線に立ち続けた近藤久禎医師。その近藤氏の「我々が命をかけて守ったのは、この国じゃなくて、命じゃなくて、人生/幸せでした」という言葉を引用し、コロナ禍の現場で命を超えて"人の幸せ"を守ろうとした医療者たちの姿勢に深く心を打たれた様子を綴っている。

また窪塚は、「この映画が無ければ、俺自身が、こういう名もなき英雄たちがこの世界を支えているということを知る由もなかった」と告白。コロナ禍に対するさまざまな見方がある中で、実際に命と向き合い続けた人々への視線を失ってはならないと訴える。

「この世界はまだまだ捨てたもんじゃねえ。と心底思える映画です。実話なんだから」と綴る窪塚。失われたものを思いながらも前を向く力に変えてくれる映画であることを確信しているという。

最後には「ポップコーンじゃなくて、ハンドタオルを持って行ってください。笑」と冗談を交えつつ、「我々の人生、後悔なき航海のための公開です。愛をもって」とメッセージを締めくくった。



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【参照元】
窪塚洋介オフィシャルインスタグラム
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