無視も皮肉も視線も、すべて耐えてきた。
けれど…誰がどう見ても“追放宣言”だった

ゴミを出そうと、朝7時に玄関へ。
ドアノブに手をかけ、鍵を開ける。

……その瞬間、視界の隅に“何か白いもの”が映った。

ドアを引くと――外側に紙が貼られていた。

テープで雑に留められたA4のコピー用紙。
そこには、黒いマジックで大きく太い文字。

「深夜の音がうるさい」
「住人はみんな迷惑しています」
“ここから、出ていってください”


一瞬、思考が止まった。
目の前の現実が、頭に追いつかない。

けれど、間違いなくそれは――私への“宣戦布告”だった。

編集部おすすめ