一度吐く癖がついてしまってからは、ほぼ毎日吐いていました。今までずっと拒食だったのが一気に過食に転じたのです。【拒食症】【過食症】と聞くと、一見正反対の病気のように思えますが、じつは根本は同じ【摂食障害】という病気で、症状の現れ方が違うだけです。なので同じ人でも時期によって拒食期があったり、過食期があるのはめずらしくありません。
過食期は、家にいる間はずっと食べて吐いての繰り返しでした。当然勉強などできるわけもなく、成績はだだ下がり。おこづかいでは足りず、こっそりバイトをはじめ、そのバイト代はすべてて食料に消えました。
ただ唯一の救いだったのが、学校や友だちは好きだったということ。なのでこんな状況でも、学校を休もうとは思いませんでした。でもだからこそ、周りは私の病状に気付けませんでした。家から一歩外に出れば、今までと何も変わらない、ごく普通の女の子だったからです…。
※次回に続く「親に整形させられた私が、母になる」(全78話)は1日2回更新!
※この物語は作者の経験を基に、一部編集しています