
女優瀧本美織がボーカルを務める5人組ガールズバンドのLAGOON(ラグーン)が、初のワンマンライブを東京・EX THEATER ROPPONGIで開催した。
岸谷香作詞・作曲による初のバラードソングとなった3枚目のシングル「Rhapsody In White」も好評、11月26日にデビュー1周年を迎え、ますます注目を集める彼女達の初のワンマンライブを見届けようと、1,500人を超える観客で会場はギッシリと埋め尽くされた。
客電が落ちステージ正面に貼られた赤い緞帳にぼんやりとライトが当たる薄暗がりの中、バンドの怪しいロックなovertureの演奏が始まり緞帳がゆっくりと開かれる。そして暗がりの中そのまま演奏は続く、どよめく会場の観客が徐々にヒートアップする中、突然ステージ上は暗転、次の瞬間、照明が一気に照らされ、まぶしさで目がくらくらする中に、黒いエレガントなプリーツドレスに身を纏ったMIORIがステージ上へ登場、デビューシングル「君の待つ世界」で初のワンマン公演の幕が開いた。
2曲を終え、ボーカルMIORIが「今日ここにいる皆で楽しい夜にしよう!準備はOK?」と煽ると客席からは熱いレスポンスが返る。そして「プラチナのシークレット」に続き、この日初披露となる未発表新曲のロックナンバー「My little treasure」を披露しMIORIが一旦ステージアウト、演奏が続く中、ステージ上にセッティングされた二つの大きなシャンデリアと大きな扉が輝き、セットが次々と装いを変えていく中、”Welcome to The Club LAGOON”とスクリーンに映し出され、ステージ上の幕に妖しく踊るMIORIのシルエットが映し出される。
カラフルなセクシーなショーガール風衣装に早着替えしたMIORIが再登場!会場は再度歓喜の声が上がる。キャバレーを想わせるホーンセクションが採用された「Upside-down, Inside-out」、「Perfect Rain」と新曲2曲、セカンドシングル「KNOCKED-OUT BOY」と立て続けに披露し、観客をセクシーかつキュートに魅了し、YUKINO(Key)、AMI(Gt)ソロへとつづく。
そしてステージ下手から、ステージを終えた女優を想わせるグリーンのロングガウンを身に纏ったMIORIがゆっくりとセンターのスツールに座り、「Dear friend」のライブversion、未発表新曲「Back to you」のバラードを2曲続けて歌いあげ、ステージは暗転。その後、間髪入れず、yuriのドラムソロが始まる。力強くも軽快なyuriのドラムプレイに観客から歓声があがる中、メンバー全員がステージ上へ再登場。ビビッドでパワフルな色合わせの衣装にこの日4度目の衣装チェンジを果たしたMIORIは、発売されたばかりの3rdシングルカップリングの「One More Love」「二人がほしかったもの」を立て続けに披露。「二人が…」では歌詞の「好きだよ嫌いだよ」の部分をオーディエンスとともに大合唱し会場が一体となる。
そして王道POPロックナンバー「CHANCE!!」を披露。
アンコールが鳴りやまぬ中、LAGOON Tシャツを身にまといメンバーが再登場。
未発表曲「DAWN」に続き、MIORIから『皆さんアンコールありがとうございます!まず、今回初のワンマンライブを、ここEX THEATER ROPPONGIという、とても恵まれた環境で行う事が出来たことに心から感謝しています。そして、今日、皆さんの大切なこの時間を私たちLAGOONのために費やしてくれたこと、本当に嬉しく思っています。皆さんに支えられて今このステージに立っていられる事を忘れずに、感謝の気持ちを忘れずに精進していきたいと思います。』とファンへの感謝の気持ちを伝え、『さて、最後にもう一曲、LAGOONからの一足早いクリスマスプレゼントとして「Rhapsody In White」を皆さんにお送りしたいと思います。』観客が照らすペンライトの光の中で会場中が真っ白に幻想的に照らされる中、初のラブバラードをMIORIは涙を流しながら熱唱し、アンコールを感動的に締めくくった。
メンバーがステージを後にする中、感動した観客からアンコールは鳴りやまなかった。ダブルアンコールとして「皆にまた会いたいから出てきちゃいました!!!!」とメンバーが再々登場し、「君の待つ世界」を披露しこの日のライブを熱く締めくくった。
結成1年の新人バンドとしては異例のスピードで1500人超のキャパでのワンマン公演を大成功に導いたガールズバンドLAGOON。この日、終演後の会場スクリーンに来年6月に初の東名阪TOURを、あえてライブハウスで開催するという発表があった。より観客に近いライブハウスでバンドとして更に成長していきたいという彼女達の想いが実現したのだという、急成長を続けるLAGOONが今後どんなパフォーマンスを届けてくれるのか、期待は尽きない。
LAGOONオフィシャルサイト
http://www.lagoon-web.com/