ドリーム・ポップ/シューゲーザー・バンドのザ・ビリンダ・ブッチャーズ初の日本公演迫る

マイ・ブラディー・ヴァレンタインのビリンダ・ブッチャーから拝借したバンド名を持つ、サンフランシスコ基盤のドリーム・ポップ/シューゲーザー・バンドのザ・ビリンダ・ブッチャーズ。今回、中国、香港、台湾を含むアジアツアーの一環として、初めて日本でのライブを行う為に来日中だ。



彼らは2012年に最初のEPをレコーディングし、瞬く間に世界のインディーズシーンから注目を浴びた。現在も大学生をメンバーに含んでいるため、彼らの活動拠点はカリフォルニア州がメインだが、日本独自仕様の9曲入りミニ・アルバムとして初CDリリースEP『regret, love, guilt, dreams』を日本のインディーズ・レーベルFastcutがライセンスを獲得。繊細なギターとシンセでコーティングされたその作品は日本ではロングセラーになり、フランスやイギリスでもコンピレーションなどにも収録された。



また、江戸をモチーフにしたデビューアルバムの『Heaven』は北米と日本でも発売され、サンフランシスコ・インディー・ポップ・シーンの決定的なポジションを確立した。彼らは音楽だけでなくアートにもこだわりを持って、芸術の街サンフランシスコとも密接な風土を感じされる。昨年はクラフト・スペルズと全米ツアーを敢行し、大成功を収めた。フロントマンのマイカルは大の日本好きとしても知られ、Smany をフィーチャーした ナンバーガールの「Sentimental Girl’s Violent Joke」をカヴァーし、日本のバンド・サウンドからも深く感化されている。



そして今回初となる日本でのライブ会場以下の通り。今週末はチルウェイヴに影響を受けた良質なドリーミー・ポップ・サウンドを満喫するのはいかがだろうか。



7月1日(金) 東京渋谷O-Nest
7月2日(土)「HARAJUKUZ NIGHTMARE vol.7」(イベントのゲストDJとしての出演)
7月3日(日)東京青山 月見ル君想フ。



Text: Keiko “Ginger” Suzuki

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