
11日放送の日本テレビ系「アナザースカイ」で、シンガーソングライターの山崎まさよしが今は亡き友人のために1枚のアルバムを作り上げた過去を告白した。
番組で山崎は、思い出の地としてニューヨークを訪れた。
徒歩1分の距離に住んでいたという山崎はジェイクと親交を深めていったが、ある日ジェイクがバイク事故で寝たきりとなってしまう。
事故の前、ジェイクは山崎のためにスタジオをリサーチしてくれていたこともあって「彼のためにここ(NY)で作っちゃおうかな」「彼の準備していた物事に、今から乗っかろう」と、山崎はジェイクのために曲を作ることを決心する。
山崎は日本に戻って、レコード会社に直談判。現地でのスタッフも自ら集め、足りない資金は自分で出したのだそう。日本とNYを往復を繰り返しながら、がむしゃらに制作を続けた山崎は、ジェイクにはデモテープを病院まで持っていき、聴いてもらうことで見られる友の笑顔を道しるべに制作を進めたのだそう。ジェイクはアルバムの完成を見届けることができたが、その後、他界したとのことだ。
山崎にとって、16年ぶりにNYを訪れること自体が挑戦だったが、「でもこういう機会でもないと、恐らく今後あの歌を歌うこともない」と心を決めたのだそう。
そして、今回、友人・ジェイクのために作ったアルバム「transition」収録曲の「タイム」をNYのスタジオで当時の仲間も交えて再びレコーディング。「ジェイクは来てたと思います」と亡き友人の存在を感じ、彼に呼び寄せられたのだと語る山崎は「そういうヤツでしたから」とNYに呼んでくれた亡き友人に感謝していた。
番組が終わるとネットでは「泣いた。このひとかっこええなあ」「ぐっとくるね‥‥。