日産自動車は、2022年8月に発売した「フェアレディZ」の2024年モデルを発表した。「フェアレディZ」は一部仕様を向上し、「フェアレディZ NISMO」を新たに追加する。
今回、すべてのグレードにAmazon Alexaを標準搭載し、S30型「フェアレディZ 432」のボディカラーとして設定していた「グランプリオレンジ」を思わせる「432オレンジ」を新設定したほか、Version T/STグレードにブルーの特別内装色を追加設定した。
加えて「フェアレディZ」向けの日産純正アクセサリーパッケージ「フェアレディZ Customized Edition」では、「フェアレディZ」のエンブレムが入ったフロントバンパー、グリル、カーボンリヤスポイラーなど、特徴的な外観を再現できるエントリーパッケージと、専用デザイン 19インチアルミホイール、専用デザインエンブレム、フードデカールやボディサイドステッカーで「東京オートサロン2023」の出展車を再現できるフルパッケージの2種類を用意した。
「フェアレディZ NISMO」は、さまざまなNISMO専用チューニングを施しでいる。エンジンは、出力を298kW(405ps)から309kW(420ps)に、最大トルクは475Nm(48.4kgf・m) から520Nm(53.0kgf・m)に向上。また、トランスミッションは変速レスポンスと耐久性を向上させることで、俊敏なシフトチェンジを可能とした。
ステアリングとボディのねじり剛性を高め、シャシーに施されたチューニングや新設定の「トラクションモード」が、狙い通りのラインをトレースできる、正確なステアリング操作をサポートずる。
ブレーキにはNISMO専用ブレーキシステムを採用、本格的なスポーツ走行を実現しする。ドライブモードには、NISMO専用のSPORT+モードを含む、3種類のドライブモードを設定し、使用シーンに応じた最適なチューニングを施した。
新たに設定した19インチの全面グロスブラック塗装の鍛造アルミホイールは、剛性と軽量化を両立した9本のラジアルスポークデザインで、リム幅を広げつつ軽量化した。
インテリアは、フェアレディZのシンプルでスポーティーなインテリアをベースに、ドライバーの運転への集中を高め、スポーツ走行を盛り上げるカラーと素材を組み合わせた。NISMO専用のRECARO製スポーツシートは、ブラックのパーフォレーション付きアルカンターラ*4とレザー素材を組み合わせ、ノンスリップ機能と高い質感を両立した。
ボディカラーは専用色のNISMOステルスグレー/スーパーブラック 2トーンを含む、全5色をラインアップした。価格は539.88万円から665.72万円、フェアレディZ NISMOは920.04万円。(編集担当:吉田恒)

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